fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

03.思想・哲学・宗教

服従から民主化へ

◯非暴力での団結 ジーン・シャープは、非暴力行動198の方法で、抗議、説得、非協力、干渉介入などを具体的にあげています。 服従のシステムとは、習慣、制裁への恐れ、道徳的義務、自己利益、支配者との心理的一体感、無関心、不服従への自信の欠如、この7つ…

非暴力革命の条件 ジーン・シャープ

◯非暴力主義の論理 ジーン・シャープの論理は、次のようなものです。 支配者の政治的な力は、支配される者との相互関係に規定されている、 それゆえに民衆を抑圧する支配者は、長持ちしない。 「政治的な力の源は全て、民衆が政権を受け入れ、降伏し、従順す…

反体制派 ナワリヌイ氏死亡

◯ナワリヌイ氏#の死亡 小国だけでなく大国までが独裁化していっています。 一度、手に入れた権力、地位を手放したくないと、 法制度を変えて、保持、 つまり、独裁者になっていくのです。 北極圏の刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリ…

偏向への用心 文春と「白い巨塔」

◯同一方向に流さない 時代に先行した少数意見、マイノリティは、尊重し、そこに学ぼうと思い、ここで取り上げてきました。 また、古くからある価値観でも、全てが否定されるわけではありません。 なにごとにもよい面と悪い面があるものです。人とも似ていま…

天皇制と人権  2023総括

◯天皇制日本 こうした問題の多くは、日本という国が、天皇を上位とした疑似家族であり、国民が、その元に臣従してきたからなのでしょう。 政権の交代は起きても、革命は起きなかったのです。 個人にとっての革命。それは、自立です。 結婚も、個と個でなく、…

大人物と理想の不在 服部金太郎

◯消えゆく人物とその理想 いつも、世の中は、大体は、そのまえに生きた人の思いの結果です。 世の中をよくしようと思い、がんばった人が、前にいたから、 私の世代は、世界中をけっこうよい条件で巡ることができました。 円が強かったのは、日本人が仕事でが…

信心の見直し 旧統一教会問題

◯宗教と継承 <世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長が、会見の冒頭で「深く反省し、心からおわびする」として頭を下げたが、「被害者」という表現を拒み、謝罪ではないとした。> < 旧統一教会が、東京の多摩市で進めている研修施設の建設を見合…

正義の根拠を疑う 

さて、話を戻して ◯自己正当化 こうした風潮に押されてか、自分に正義がないのに、ただの甘えやわがままから生じたことなのに、権利を主張して、自分の正当性を肯定しようとする人もいます。それに執念を燃やすような人もいます。あまり、自覚なく、自分に都…

自己主張での反撃法

続いています。 ◯ハブられる選択 学校という閉ざされたところでの生き方で、自ら望んでハブられることを選ぶ、 それを相手に告げる、お願いする、という選択は、 生徒などには、気づかないことでしょうから、貴重なアドバイスだと思います。 「最高の教師、…

公と個人 「がきデカ」

◯個と公 昔であれば、女性は内、家で、家族のこと、特に子供や両親など、「いま、ここ」で身の回りのことに気を配りました。一方、男性は外、社会に出て、外での争いや稼ぐことを考えてきたわけです。とはいえ、日本では、男性でも長子以外は、特権から排除…

肉体で競技は、不滅 スポーツ、格闘技

◯スポーツ、格闘技は、不滅 世界水泳福岡 また、「ultra soul」ですね。和太鼓もよいですね。 ダビドポポビッチ選手(ルーマニア) レオン・マルシャン選手(フランス) サマー・マッキントッシュ選手(カナダ) スター選手、世界新記録、いつも感動、感激す…

推論 認識の過ち  豊昇龍と大谷翔平

大相撲優勝は、豊昇龍 、これで大関に。 叔父さんが朝青龍。 1999年生まれの24歳、188.0cm 141.0kg。 (朝青龍は、22年前の今日、大関に。21歳) ちなみに、大谷翔平選手は、36号ホームラン、なんと、速度181.6キロ。 1994年生まれ、193cm 95kg、 なんのちなみ…

表記について(5) WOKE 違法判決

◯アファーマティブ・アクションと違法判決 アメリカの大学では、1960年代以降、人種差別を是正するため、入試選考で、黒人やヒスパニック系を優遇してきました。アファーマティブ・アクションの導入です。 それに対し、これが法の下での平等に反すると訴えを…

現代のおける主義、イズムの捉え方

◯ネガティブが変革につながる 自分の状況が悪くなったときには、嫉妬や羨望のような悪い感情が生まれてきます。 世の中の状況が悪くなったり、それとかかわらず、自分の状況が悪くなると、ネガティブな感情が湧くのです。 それが社会的に大きくなると、いろ…

全体主義、帝国主義、軍国主義の復活 「進撃の巨人」

日本は、いつから大義も愛国心も公僕の精神も、その使命感も失っていったのでしょうか。 日本を動かしているという為政者たちの自負は、アメリカの押し付けを拝聴するだけでなく、もはや駆け引きもできず、考えずに遂行するに至って、消えてしまったのでしょ…

三放主義から七無主義 

◯三放世代 韓国では、日本以上に、少子化が進んでいます。 恋愛、結婚、出産できない、で3つ、これを三放世代、 さらに、就職、マイホームで5つ、それを放さざるを得ない若者を、五放世代というそうです。 ◯三無い主義 かつて、おじさん上司の三無主義とは…

創造的進化 東福寺特別展

その後、東福寺展を観ました。寺から美術館の内部という無機質な空間に移された仏は、もう信仰の権化でなく、宗教的作品、いや、芸術的美術品です。 手で触れられるほど、近くで、裏面まで見られるのは、うれしくもあり、哀しくもあります。 寺から運ばれて…

ルフィらの犯罪 日本的ということ

ルフィ、キム、桃太郎、、21世紀の犯罪ですね。実名だけにした方がよいのか、容疑が固まるまで、通称でもよいのか。 宮台氏の襲撃事件は、犯人死亡で、動機は、闇のなか? ものは盗っても、人は傷つけるな!盗るのもよくないのはいうまでもないが、そこに大…

感謝と信仰 お賽銭の話 56号

◯56号ホーマー ヤクルトの村上宗隆選手が18年ぶり、史上最年少での三冠王に輝きました。13試合,アーチが止まっていて、やはり呪にかかったのでしょうか。先に触れたときは、そういう圧力はないと言いましたが、プレッシャーは大きいものなのですね。シーズ…

祈り 祈祷と祈願

◯祈祷 ある島の神社に、ツアーで行ったとき、祈祷している知人に、 「何をそんなに願っているんですか」 と聞いたことがあります。 「このためにここに来たんでしょう」 といわれ、沈黙せざるをえませんでした。 ーそりゃそうだ! ◯祈願 私は、旅行すると、…

50年,そして500年でみる日本史

◯50周年と500年史 全日本プロレス50周年特別記念試合9/18♯ 渕正信、大仁田厚、越中詩郎vsグレート小鹿、谷津嘉章、井上雅央さんら、 合計394歳というタッグ戦が行われました。 ザ・グレート・カブキの舞。川田利明、田上明、小橋建太、スタン・ハンセン氏…

還元主義 原発再稼働

原発再稼働問題、間に合わせに使い、後は廃棄、新設までは、、というのが、一般的な意見なのでしょうね。再生エネルギーが、担えたらのことですが。 EUでは、対露制裁で石油ガスや石炭が入らず、自然エネルギーだけでは経済破綻しかねないでしょう。いつしれ…

生きていくサバイバル

◯サバイバルのために 人間が生き延びてきたために使ったものは、道具です。 それをいかに使うかは、サバイバルのために最も知恵が必要だったと思います。 サバイバルの番組を見ていると、ものを転用して使える人が有利になります。 手元にあるものの用途を最…

正義と理想、動機と手段

終戦記念日、敗戦を終戦と美化したところから、日本の戦後の誤りは、始まったとも思えます。77年経つと、軍隊の経験者は、今およそ97歳以上の年齢。当時のことを10歳で覚えているというなら、87歳。尚、いっそうの歴史の継承が急がれます。 訂正、、、義勇隊…

理性と科学 ユーロヴィジョン

◯欧州国別歌合戦 ヨーロッパ各国が参加する毎年恒例の歌合戦「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」の決勝が14日にあり、ウクライナ代表の「カルーシュ・オーケストラ」が優勝しました。 ユーロヴィジョンは、40カ国以上が参加する欧州最大の音楽の祭典。…

二元論の否定

◯二元論 理性と本能、心と身体、遺伝と環境など、二元論♯については、長らく、いつも考えてきました。いや、二項対立ということです。才能と努力、先天性と後天性、本能と学習、天才と秀才、、、。 自分のこともですが、何よりも接する人の能力を伸ばす上で…

資本主義の行方

◯モノづくりからIT金融へ 資本主義は、20世紀末には、もう行き場を失っていました。その結果、先進国では、交易条件も悪化していったのです。 交易条件とは、輸入財1単位当たりに対する輸出財1単位当たりの価格です。財を1単位輸出したときに、何単位の財…

議論と社会参加

◯議論 欧米での会議は、基調演説があり、その後、セッションに分かれて議論を戦わせます。その議論をもとにもう一度、全体の会議を行って、まとめて終わります。 日本では、一同に会したら、出席者がそれぞれの立場から一方的に演説して、大体それで終わりで…

表現の自由の思想 ロシアの報道規制法

2021年のノーベル平和賞を受賞したロシアのドミトリー・ムラトフ編集長のリベラル系紙「ノーバヤ・ガゼータ」は、28日、新聞発行を停止しました。当局から警告を受けたためで、ロシアでの報道規制法が成立してのことでした。 言論の自由については、 まずは…

迫りくる死 石原慎太郎氏の絶筆

◯光陰は百代の過客なり 150年ほど前の写真を見ると、そこに写っている人たちは、大人も子供も、すでに人生を終えています。120年ほど前の映像で動き回っている、すごく多くの人たち、群衆、そのとき生まれたばかりの赤ん坊も、もう誰一人、この世にいないの…