fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウクライナ危機の収拾 ロシア側からみる

マウリポリを拠点とするウクライナの元極右軍事団体から正規軍となったアゾフ大隊が、ロシア人弾圧をしていたことに、プーチン大統領が怒り、軍事侵攻したということが言われています。もしそうなら、ここの制圧によって、停戦になるかもしれないと思ってい…

表現の自由の思想 ロシアの報道規制法

2021年のノーベル平和賞を受賞したロシアのドミトリー・ムラトフ編集長のリベラル系紙「ノーバヤ・ガゼータ」は、28日、新聞発行を停止しました。当局から警告を受けたためで、ロシアでの報道規制法が成立してのことでした。 言論の自由については、 まずは…

世界の王選手 差別の問題

◯王貞治選手の特集番組 「世界の王が、そこにいた。 野球の源流“サダハル・オー”を君は知っているか?」 (テレビ東京 3/19) 大谷翔平がメジャーで活躍する半世紀前、日本の野球を誰よりも早く世界へ知らしめた、王貞治。今なお息づく「世界の王」とか、のキ…

非常時対応を考えておこう

日本では、車でクラクションを鳴らさないのは、よいことのようにいわれています。確かにその通りで、アジアの国々では、鳴らしっぱなしのようなところもありますね。ただし、必要だからクラクションはついています。たまに使わないと、いざというときに使え…

世界観の把握から改革へ

◯日本を代表する人物の能力 日本の歴史上の人物で、国際的に通じる偉人を選ぶとしたら、誰でしょう。いろんな見方があると思います。例えば、千利休と葛飾北斎では、どうでしょうか。 北斎については、Mr.ジャポニズムみたいな存在で、西洋に文化力でのショ…

多極化する世界と日本

ロシアのプーチン大統領、国連常任理事国が、核で威嚇するのでは、核拡散防止条約の根本理念にも関わるでしょう。 ロシアは、陸で14カ国と国境を接しています。今はウクライナのキエフ公国がロシアの起源とされているのですね。 プーチンは、軍事力に依拠し…

GHQと日本の歴史教育

『地上の楽園』との勧誘で北朝鮮に渡った「帰還事業」で過酷な生活から日本に逃れた男女5人が北朝鮮政府に賠償を求めた訴訟を、東京地方裁判所は、時効で賠償権利消滅と退けました。帰還事業は、昭和34年から25年も続き、在日韓国・朝鮮人と日本人の妻などお…

自分を生き、人とつながる

◯日本人の行動基準 日本人の美的感覚はけっこう高いと思いますが、日常の行動では、必ずしもそれを取り入れていません。実際のところ、値段や数量、簡単で便利なことを優先し、生活の質や環境、文化的芸術的な美しさに、さほど価値をおいてもいないようです…

迫りくる死 石原慎太郎氏の絶筆

◯光陰は百代の過客なり 150年ほど前の写真を見ると、そこに写っている人たちは、大人も子供も、すでに人生を終えています。120年ほど前の映像で動き回っている、すごく多くの人たち、群衆、そのとき生まれたばかりの赤ん坊も、もう誰一人、この世にいないの…

正義と愛からメシウマまで

◯正義と愛からのスパイラル 教会などの不祥事もいろいろと明らかになって、「信仰深いと善良」という考え方も、通じなくなってきました。牧師も僧も、皆、人間なのです。 損得でやっているなら損するならとやめることもできます。しかし、愛とか正義のために…

レッテルと差別 人種とジェンダー

大谷翔平選手が動き出しました。また活躍を期待したいですね。 彼は、昨年、「宇宙人」のように言われましたが、それは「怪物」などと同じく、リスペクトの例えです。松井秀喜選手の「ゴジラ」などは、やや微妙なところもありましたが、、。 〇レッテル貼り …

伝統の価値の考証と再活用を

◯共同扶助から個別自立社会へ 昔は、仕事をしなくて、ぶらぶらする人も、親戚や近所の人が何とか食わせてきたので、生活保護などを受けなくても済んだような社会でした。むろん、生活保護制度などなかったのですが、村落共同体としてのセイフティネットがあ…

教育の限界とエリート 宝田明さん死去

宝田明さん死去。 1954年に初主演作「ゴジラ」が大ヒット。180センチを超す長身の二枚目。 長女児島未散さんは、1990年「ジプシー」がヒット、ライオンのCMソング。 ゴジラは、核実験の影響で変異しました。 日本占領下の朝鮮で生まれ、ハルビンへ移住、そこ…

日本人と日本の縮図としての沖縄

NHKの朝のニュースで、映画「ひまわり」の再上映が日本で広まっている報道がありました。このブログに書いた、この出来事は、3週間以上も前となりました。コピーしときます。 <ウクライナ南部のヘルソン州で地元の女性が、ロシア兵に詰め寄る動画がアップさ…

対処療法から脱却し本質を観る

◯対処療法のでの依存体質化 問題があると、その症状を抑えようとします。 本当は、症状を引き起こしている真の原因を特定しなくてはなりません。それは別の場所にあって、目に見えないことも多いのです。 対症療法が優先されるようになってきたのは、すぐに…

わがままにめんどうくさいことを身につけていく

◯自主規制を外す ルールにこだわり、不自由な生き方をしている、それも注意されるまえに自主規制しているかのよう、と、このところ、若い人を見ていて思うし、日本人を見ても思います。 年配者が革新で、若い人が保守? 年配者が政治を動かしているのに、不…

内からの改革 ロシアのジャーナリストの一矢

◯ロシアの綻び ロシアの国営テレビ局で14日、ニュース番組の放送中に女性が乱入、キャスターの背後で「NO WAR」ロシア語で「戦争を止めろ。プロパガンダを信じないで。彼らはあなたに嘘をついている」のメッセージを掲げ、叫びました。 第一チャンネル編集者…

スピリチュアルと環境問題

◯モノづくりからスピリチュアルに 戦後しばらくは、物不足だったこともあり、ものづくり、いわゆるエンジニア技術者に憧れたわけです。美輪明宏さんのヨイトマケの唄にも出てきます。 今や、関心は、モノよりスピリチュアルなことになるのかもしれません。 …

戦争と闘争本能 敵基地攻撃力の保有問題

◯戦争を学ぶ必要性 日本人は、第二次世界大戦で懲りて、「戦争はいけない」で、思考停止、 戦争のことを教えることもなければ、戦争はいけないことなどは誰でも知っているのに、なぜ起きるのかなどのケーススタディーなども学ばされていないわけです。 とは…

ポリティカルコレクトネス 日本社会の怖さ

◯生存欲求と社会性 生存欲求には、個と種があります。 社会性を重んじてきた人間にとって、社会のために個を犠牲にしても、正しく美しく清くありたいと感じるのは、おかしなことではありません。 社会のために家族を犠牲にする、他人のために自分を犠牲にす…

日本人気質と保守性の打破を

黙祷、東日本大震災11年目。 ゼレンスキー大統領が、以前、俳優として、ドラマに大統領の役で出演したとき、携帯電話に「EU加盟が決まりました」とかかってきたが、それは、ウクライナでなく、モンテネグロの間違いだったと言う場面がありました。モンテネグ…

勉強から実践のための読書会のススメ

〇話や本で得たことを役立たせているか セミナーなどで、よい話を聞いても、9割の人は実践に移しません。実践した人も、そのまた9割の人は続けなくなるのです。 本を読んでも9割は、忘れます。かきとめても、その9割は、忘れてしまいます。 まあ、私の場…

読書と人生 捨てることと捨てないこと

メトロポリタン美術館展とボストン美術館の刀剣&歌舞伎、を見てきました。共にアメリカの1870年代から150年ほど、よくある王室、大富豪からのコレクションではなく、民間が運営をしてきたところですね。 さて先日、ミニマリストについて述べましたが、こうい…

死の大義名分 「アルキメデスの大戦」から「鬼滅の刃」へ

fukugen.hateblo.jp ◯映画版「アルキメデスの大戦」(2019/7公開) 不沈戦艦大和を沈めて、日本人を目覚めさせる、 日本の身代わりとする、大和は依代となる、 このようにいたる思考は、以前に角川映画の「男たちの大和」でも見られました。 追い詰められて、…

孤独なおじさんへの処世術

◯おじさんの必修ワード 会社を定年した後、本人にとっての新たな世界、近所など、いわゆる世間になかなか馴染めない人がいるようです。 いつまでも自分を尊重されるべき存在だと思っていると、無視と沈黙で返されるようになっていきます。 こうした社会の決…

ロシア擁護論と独裁 人間社会論

ロシアが悪者となっている世評のなかで、ロシアの言い分を聞くべきだとか、歴史的な経緯とか、これまでの約束事の遵守など、言う人もいます。 争いごとは、お互いに言い分があり、それぞれの正義があるでしょう。 ロシアでは、国営メディアで伝わる情報だけ…

人生の務めと証 結(ゆい) と文明

文章を書いたり、本を出すこと自体には、あまり生産性がないように思っていたものです。なんとなく男一生の仕事でもないようにも考えていました。かなり若い頃なのでお許しください。 一目で皆にわかり、残るようなこと、たとえば、長いトンネルを掘ったり、…

まん延防止等重点措置延長 CO2とエネルギー問題

6日の期限のまん延防止等重点措置が、東京など18都道府県で、21日まで延長となりました。 ◯報道と戯作 ロバート・キャンベルさんによると、日本では、江戸時代にも庶民の識字率を上げるような文教政策として、笑いを込めた教訓ものが、広く流布されていまし…

音楽からみる未来 ネットとバーチャル 

〇エネルギーから情報へ コミュニケーション手段の発達で、移動手段が取って替わられていきました。 たとえば、Zoomの使用により、リモートワークが普及し、通勤や会合が少なくなったようなことです。ある意味で、テレポーテーションで、バーチャルリアリテ…

神のシステム 体験知 ゼレンスキー大統領のことば

ウクライナ大統領ゼレンスキーは、EU加盟を申請しました。 オンライン会談で、EU首脳たちの心を揺さぶったゼレンスキー大統領の発言がありました。 「ヨーロッパの理想のために殉じる、生きているうちに会えるのは、これが最後かもしれない。」(2/24) こうい…