2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
本は音読するものでした。「イーリアス」から「神曲」まで。 それが黙読となり、共有から個人の所有へと移りました。 そこに個人主義と国民文学が誕生したのです。 日本の識字率は、とても高いので知識、技術の吸収には有利でした。 ネイティブの有利さは、…
「働いて稼ぐと豊かになり、そうしないと貧乏になる」という価値観が、戦後復興から高度成長期の昭和を支えてきました。生きているからには、働き、社会をよくするのが当たり前でした。社会の再建を中心にして、明日の日本を目指した結果、生まれたのが、こ…
あらゆる組織から離れ、個人になると人とくっつくのが大変です。 欲があり満たされないから、人は飢えないように考えて、人と接し、組織にも属し、成長もしていきます。 生存のための欲が満たされると、そうでないときの人ほど考えなくなります。考えること…
官僚のことばに象徴的ですが、最近は、それにまして政治家のことばがひどいですね。 こうあって欲しいという心のアピール、ヒューマニズム全盛 理科系の文化系化 理論より情感 気に入らないもの、わからないものを切り捨てる 威厳、権威からお笑い、優位に …
あなた自身の決断によって一律の「らしさ」から抜けて、変わることです。そして、変身しましょう。ときに孤独になりましょう。 人と違うことにためらわないこと、自分を見失わないこと、誇りに思える自分を知ることです。 それらを決めるのも自分です。そし…
ルターの聖書は、言語の規範となりました。 権力を家庭へ父へもたらし、家父長制度(家)を強めたともいえます。 活版印刷での本の普及は、今のネットにあたります。 ことばが同一化すると、人は一体感を感じ、まとまりとなり、国家へと統合されるのです。同じ…