fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2024-01-01から1年間の記事一覧

八代亜紀さんと死

◯八代亜紀さんのこと ちょうど一年ほど前,突然の発病でした。 <皮膚炎を伴う膠原病の代表に皮膚筋炎があり、八代さんは「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」で、死因は「急速進行性間質性肺炎」。 突然異変が現れたのが昨年8月25日。咳が出始めた。 9月8日、血液検査…

自民総裁選

◯選挙選たけなわ 今年2024年は、選挙の年といわれています。 60を超える国と地域で選挙があります。 その有権者は約20億人です。日本も、これからですね。 台湾の総選挙では与党が当選しましたが、立法院選で野党が勝利しました。 韓国の総裁選では、最大野…

「騙されるな」共感のもたらす危うさ

共感の関連でわかりやすい例がありました。 ヒットラーの片腕、演説もそっくりでよく出されるゲッペレスです。 NHKは,うまく今のアメリカの分断状況に着地させました。 ◯映像の世紀バタフライエフェクト「ゲッペルス狂気と熱狂の先導者」NHK9/2 <「プロパガ…

共感のもたらす危うさ

ここまで、共感社会のテーゼとしましたが、 実のところ、アンチテーゼとして掲げてきました。 共感というのは、楽に楽しく、今を楽しむ。 マインドフルネス、今ここを大切にする、 将来や遠いところのことは,いっとき、忘れないと言うことです。 今,多くの…

去就の選択 共感社会のテーゼ4

学校ならともかく、 社会で自分の生き方を選ぶのは、 本人自身です。 私は多くの人を長年見てきて、 どちらの選択も、 よいとか正しいということでないことも 簡単に2つに分けられないことも、 わかってきました。 その選択を他者が強制してもしょうがない…

一般普通と異常非常識 共感社会のテーゼ3

親身のアドバイスが、おかしいのではありません。 それでこそ、常識的な判断です。 一般の普通の人として 至極、真っ当なことなのです。 そういうところからみると、 ずっと一所懸命を続けるような世界の方が、 異常でおかしいのです。 それを求められ,続く…

親身のアドバイス 共感社会のテーゼ2

芸事の組織にも、 先輩にも親身になってくれる人は 多いものです。 師匠や先生にもいます。 指導者、カウンセラーにも多いです。 それが、相手のためにもなることもあるし、 なにより、自己承認になるからです。 そういう人が悪いのではありません。 むしろ…

善意の誘惑 共感社会のテーゼ

共感の連載,先月、一巡しましたが、 少し身近な例で続けます。 まあ、人間界には、誘惑が多いものです。 それは、多くの場合、善意の顔で いい人として近づいてきます。 「それは、違っている」 「そこは、よくない」 「そんなに一所懸命やらないほうがよい…

学びの継承

最近,思うこと、年配者に,ですが、 説教、昔話、自慢話は、嫌われるので、 避けた方がよいでしょう。 もちろん,嫌われようが,本当に必要なことなら、 相手のためになるなら,よいのですが。 むしろ、必要なのは,歴史,史実の伝承だと思います。 実体験…

不条理なことが救い、美となる

神護寺展,なかなかでした。 上野、デリーのカレー。 ◯「宿業は、これ本能、則ち感應道交」 (NHK教育の「こころの時代ライブラリー」かわいい民芸 8/24) 「人の身の上に降りかかる乗り越えがたい不条理な出来事、 しかし、そのなかにこそ、救いの道がある。…

新型エムポックス

タイで、アジア1例め、 アフリカ外2例めとなる 新型エムポックスが、確認されました。 新型エムポックスとは、細菌変異により発生した グレード1bという種で、致死率4%と強力です。 特に海外に出入りする人,身近で関わる人は、 ご注意ください。

戦争に学ぶ

かつて日本が、自国ファーストしてなければ、世界を敵にまわすこともなかったでしょう。 ということから見て、アメリカもまた第二次大戦後、自国ファーストでなければ、世界全てを、アメリカに近い形にまとめあげられたかもしれなかったのに、と思います。 …

国際情勢の膠着

ウクライナのゼレンスキー大統領,9月にアメリカに,停戦のために「勝利計画」を提出。 この命名では,ロシアに受け入れさせることはありえないし,結局、アメリカが牛耳っているのが,あからさまです。 ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナなどの、…

世界は、何でできているのか、経営

「なんと素晴らしい夜と勝利」by 大谷翔平選手。 今期の盗塁成功率、91パーセント。8/23 ◯世界は、何でできているのか これは、人類誕生後、古来から探求されてきた課題です。 最初は、水、空気、火、土などから始まり、地学、物理学へと発展していったので…

最近の新ワード ローンチ,ウェビナー

ローンチ#、ウェビナー#は、 この頃,耳にするようになった言葉です。 #ローンチ 新しい商品やサービスを世に送り出すこと。 「立ち上げ」「公開」「開始」「発進」など。 WebサイトやWebアプリケーションを新たに公開する場合などで用いられている場合が多…

研究開発と人材淘汰

研究開発費、アメリカの巨大IT企業5社では、26.6兆円、 それに対して、日本の主な会社173社を合わせても、14.2兆円です。(2022年) 売り上げや利益の差は、そのまま、次代へのさらなる投資の差となり、国家予算でも太刀打ちできないほどの規模で、しかも、こ…

日本の状況 総裁選と諸問題

自民党総裁選に候補乱立, 都知事と同じように 名前を浸透させる機会は,全て利用していく、 実力よりも知名度,いや,実力とは知名度という ブランド時代を示す一端でしょうか。 どうみても,いくら乱立しようと, それで一位を獲得しても、 決選投票となり…

日本人の幸福度の見方

◯幸福度調査 <世論調査会社イプソス。日本を含む世界約30カ国を対象に幸福度を調査。 16~74歳の日本人約2000人を対象、2011年から2024年の13年間で、日本人の幸福度が低下傾向にある。「幸せである」と回答した割合の推移、2011年から2019年にかけて低下し…

反捕鯨 八丈島

日本では、話題にせず,国際的にも意見を発信せず、窮地に陥っていることさえ,気づかない,実にそうした例が多いようです。 ◯反捕鯨 <デンマーク自治領グリーンランドで拘留されているシー・シェパード創設者、ポール・ワトソン容疑者の日本への身柄移送措…

「渡辺はま子 戦争と向き合った魂の歌声」

渡辺はま子さんは、私が評価している日本の歌い手の一人,こんなエピソードがありました。 いまさらですが、歌い手とは,歌と同じく、時代と共に生きるのです。 歌っているばかりではないのです。 ◯「昭和歌謡 渡辺はま子 波瀾の歌人生〜戦争と向き合った魂…

日本人のIQ

◯IQの高い日本人 フィンランドのIQテスト機関ヴィクトムが 世界IQランキングを 発表しました。6/25 ヴィクトムは、 世界100ヵ国以上でIQテストを 展開しており、 その結果に基づくものとなります。 これによりますと 1位が日本で、 続いて、ハンガリー、台湾…

戦争と記憶と記録 /アランドロン、高石ともやさん死去

◯アランドロンと高石ともやさん死去 <フォークシンガーの高石ともやさんが17日、膵がんのため、亡くなった。82歳。北海道出身。 1968年「受験生ブルース」がヒット、社会派メッセージソング、関西フォークの旗手。バンド「ザ・ナターシャー・セブン」を結成…

健康志向と食の劣化

<食物は、単一化、ハンバーガーセットで見ると、 牛肉からできたパテの50%、チキンナゲットの40%、 ミルクシェイクになると、80%以上がとうもろこし由来。 (NHKヒューマンエイジ第3週6/23)> 今や、とうもろこしが主食なんですね。 これは、全世界的な傾向で…

基礎の教育での厳しさ /大社勝つ

甲子園、早稲田実ー大社,いろいろとエラーで残酷なシーンが帳消しになるような意味で、 名勝負でした。 ◯<サンデードキュメンタリー> 『密着3000日 自閉症児に輝ける人生を 闘う!出張カウンセラー小学校設立』 <応用行動分析学で子どもの問題行動を解決す…

オリンピックの声

オリンピック中の声二題 ◯小山裕三アナウンサーの声 <パリ五輪、6日、陸上男子やり投げ予選。 NHKで視聴者を沸かせたのは、 投擲種目を担当する解説者としてお馴染みの小山裕三氏。 X上は「やり投げの解説、高田延彦さんかと思った笑」 「やり投げの解説は高…

共感重視社会への懸念(10) 法による近代社会の成立

この流れ、まとめておきます。 ◯法による近代社会の成立 YAHOOニュースのコメント欄にも 「共感した」「なるほど」「うーん」 の3択があります。 やりとりで、「いいね」を無意識に使う、 こうした習慣、つまり、システムで 洗脳されていくのでしょうか。 も…

共感重視社会への懸念(9) 異質なカリスマへの共感、自己同一化

◯異質なカリスマへの共感、自己同一化 ファンが好きなチームを応援し、そこでの勝った負けたで、感情移入するのは、よくあることでしょう。そこで選手を殴りつけでもせぬかぎり、問題ありません。 スターなどが暴力沙汰に巻き込まれたことなどは、もう日本で…

共感重視社会への懸念(8) 深謀遠慮と政治

◯深謀遠慮と政治 よく考える、深謀遠慮とは、深く遠くを考える、 つまり、今、自分が好きなことにお金を使うよりも、 別のほうに回したほうが世のためになると 考えるような判断です。 他の人や他のことを優先する、 その方が公的に利するという視野です。 …

川口ゆりアナの契約解除 共感重視社会への懸念別稿2

パリ五輪閉幕。かつてないほどアスリートへの誹謗中傷#が頻発した大会でもありました。 ◯Xで謝罪のフリーアナウンサーの川口ゆりさん#契約解除。 感情という共感=同調圧力でなく、理性と法で対応せよ という主旨で、続けていますが、 事例が多くて、異常事態…

共感重視社会への懸念(7)想像力と理性

オリンピック、女子バスケットボール決勝、 一点差でアメリカがフランスに勝ちました。 男子では、グループステージで 日本が残り10秒で4点入れられて延長戦でフランスに逆転負け、 そこまでなら同点可能と証明されたのです。 この試合、最後は、ファールで…