fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

八百万の神々 日本人の思考

では、なぜ,そういう日本人がいたのかというと、

日本的霊性に足をおろしていたからでしょう。

そこにクリエイティブな能力が爆発するのです。

同調圧力の元,変わらない,変えられない日本人ばかりですが、

一部に必ずどの時代も,そういう才能が開花しているのです。今ならさしづめ,アニメ,漫画あたりでしょうか。

 

<たまごっち開発者の横井昭裕さん

「私が本物のペットを飼うとき、

可愛らしさが2割で、衝動買いするんですが、

実は8割が大変なんですね。

死なないように一生懸命頑張る8割の大変さがあるから、

2割の可愛さが倍増すると気づいたんです。」

(2023年7月13日fumufumu news世界のサブカルチャー史 衝撃の系譜4 第3回)>

 

たまごっちは,世話しないと死にます。

そのショックが子供たちに深刻な影響を与えると

欧米では、大きな問題になったそうです。

宗教観、死生観、教育観の違いが興味深いですね。

 

森羅万象の中にこそ神々が宿る、

八百万の神々の日本では,問題ないのです。

モノ,ロボット,車からバットまで、

モノを大切にする日本人の習性です。

 

日本のセカンド品は,どこでも人気です。

セコハン、お古のことです。

メイドインジャパンの優秀さに加えて、

大事に扱うからです。

 

 

 

教育の改革 教育者の条件

長くなりますが、堀 紘一氏のことば、

その通りに思うので、下記に引用します。

私なりにまとめると、

教えるのは,考えること、

一緒に考えること。

未熟な意見のなかから、可能性を見出す、

アウトプットさせるために結晶化させて示してあげること。

問題をどう問題として取り上げるかの難しさなど、

常に現場が最先端であり、過去にとらわれず、

そこで共に考え、創造し合うこと。

 

私の経験では,1990年頃までの方が、

一部ですが、日本人には、若くとも、

深く捉えられる人がそれなりにいたように思います。

 

 

 <ちなみに私が学んだハーバード大学は、日本の大学教育とは全く違う。そこでは「考えること」を教えてくれるのだ。先生が課題となるテーマを最初に学生に話す。それについてどう考えるか、学生たちが自由に意見を出すのだ。

 生徒の話は9割方つまらない意見が多いのだが、その中の1割ぐらいに、キラリと輝く意見がある。先生が、最後にそのキラリと輝く1割の意見を拾ってきて、ブラッシュアップして本質的な珠玉のような言葉にしてまとめるのだ。

 学生の言葉は素朴で稚拙だが、教授がそれを見事に論理化し、一つの真理として提示する。英語でcrystallize(結晶化)というのだけど、日本語の概念にはない言葉かもしれない。

 

 また、ハーバードでは「面会制度」がある。学生が教授に面会を希望すると、2週間以内に最低10分間は面会しなければならない決まりになっている。こんなのはまず日本の大学では見られない。>

<「教える」のではなく、一緒に「考える」

 あるとき、私はその面会で教授に

「この間の授業ですが、私はいったい何が問題だったのかがわかりませんでした。だから答えもわからなかった」

と言うと、

「キミは最高の学習をしたね」

と言う。

 「じつは私もあの件に関しては、何が問題なのかわからない。問題が規定されないのに、答えが出てくるわけがない。キミはその真理を学んだんだ」と。

ふざけたことを言う教授だと思ったけれど、あれから何十年かして私はすごいことを教わったと実感している。

 いずれにしても、「教える」のではなく、一緒に「考える」のが大学の授業のスタイルなのだ。

 

 話は少し脱線したけれど、オリジナリティもクリエイティビティもないコンサルタントほど、自分が勉強したことを金科玉条的に掲げて、上から目線で教えてやるという姿勢に陥りがちだ。

 このような“教師型コンサルタント”を完全否定するつもりはない。知識ももちろん必要だから、企業が社員教育的な意味でそのようなコンサルタントを望むのであれば、それもありだろう。

 ただし、このようなタイプのコンサルタントの中には、前述した特徴①のように、自分の知識の範囲だけに捉われ、誤った分析から企業をミスリードしてしまう危険性が高い人も少なくない。十分注意しなければならない。

堀 紘一氏 経営コンサルタント10/3プレジデントオンライン>

 

私の学び方

今から考えたらのことではありますが、、

私なぞは、小学校からバスケットをやっている人たちのクラブに中学校から入り、

中学校から水泳をやっている人たちのクラブに高校から入り、

高校からも合気道をやっている人たちがいるクラブに大学で入りました。

これでは、そのなかで最高の成績を成すのは、もとより無理です。

でも、最低レベルからのスタートということでは、

わずかの間にハイスピードで学べたわけです。

学び方に長けたことでしょう。

 

クラブ活動では、教わること,

そして,教えること,どちらも体験します。

教えることで学ぶことも大きいのです。

 

同様に、音楽に関しては、

初期のピアノ教室で終わり、絶対音感のみ身についた後、

そこからは、スポーツでの心身づくりと学業優先で、

10代末からの遅いスタートでした。

プレーヤーなら5歳くらいから、

歌手も15歳ほどでデビューする時代では,

相当に遅かったのです。

で,そこからすべてに優先して、

あらゆるものをつぎ込みました。

 

家庭教師や水泳のコーチをして、

再び、教えることに接したわけです。

教わるために、効率よく稼ぐには,

あらゆる自分の能力を駆使するしかなかったのです。

これが,その後の,つまり、これまでの仕事に影響していることは,

多分にあるのでしょう。

学びの秘訣

大谷翔平選手、二刀流かつ盗塁、、

考えてみると、1つのことに集中するより、

兼ねた方が相乗効果が出ることがわかります。

スポーツに限らず、1つのことを専念するのは、とてもよいことですが、

案外と異なるもの,多種類のものを経験する方がよいと言われています。

 

スポーツ選手も、幼い頃に、いろんなスポーツをやり、

そこから1つのスポーツに専念するのがよいそうです。

 

ただ,この島国体質,村社会日本では,

大谷選手でさえ否定され続けたように、

いくつも手を出すより、

一つのことだけを成し遂げる人が高く評価されます。

一心不乱がよく、

器用貧乏になるな,と、よくいわれるのです。

 

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◯54-59の秘訣 大谷翔平選手とイチロー選手

チームを一番に考えながらも,個人成績でも独走した

大谷翔平選手の話です。

 

大谷翔平選手の活躍

その秘訣は、何なのでしょう。

 

第一に、野球を最優先している本人の価値観、努力があります。

生活は、野球最優先、

その野球では,個人でなくチーム最優先で徹底しているので,

まわりに愛され、敵もつくりません。

 

イチローや松井の持つサムライのような日本精神,日本人らしさは感じません。

まさに宇宙人のような存在なのでしょう。

 

そういえば,喋り方や声が安倍晋三首相と似てきたよーな、、、。

 

 

もとい、

まず、盗塁について、ピッチャーでもある大谷選手は、

相手ピッチャーの呼吸が読みやすいそうです。

これだけ打つと、四球や申告敬遠が多くなり、勝負してくれる機会が減るものです。

しかし、盗塁ができるので、四球で歩かせると、

2塁打や3塁打と同じになってしまう、勝負するしかなくなるのです。

前後にスラッカーが並ぶチームなので、それも有利です。

 

ベースのサイズそのものが大きくなり,ルールも変わり、

盗塁がしやすくなりました。

(イチローを盗塁数で抜いたというのも,フェアな比較ではないわけです。)

やたらと大谷選手に有利な改革ばかり行われているのです。

 

 

 <米大リーグでは'23年からベースの大きさが一辺あたり7.6cm大きくなり、けん制球は2度まで、3度目はアウトにしなければボークになるというルールの改正がありました。

盗塁を決めやすくなったのです。>

 

 

 

◯大谷選手とイチロー選手

大谷選手は、今シーズンメジャー7年目。

54本塁打、130打点、134得点、59盗塁,

打率.310、197安打。

 

イチロー選手は、マリナーズ時代の2004年、

704打数262安打、打率.372。

イチロー選手のすごさも改めてわかります。

 

 

#大谷選手のマントラ

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スカスカの一年生 石破所信表明

えらい人に巻かれる体質」の続きです。

 

前原誠司代表から「石破カラーをちゃんと出して頑張ってください」

といわれた石破新総理は「出したらぶったたかれる…」と、

冗談かと思いきや、

「石破カラーを国民は…」と促され、

「出すと国民は喜ぶ、党内は怒ると」と発言。

本音が出てしまいました。

 

国民が喜ばずとも党内を怒らせないようにするー

 

これが,日本の新総理、

えらい人も巻かれる体質、

党が一番、

言行不一致、

スカスカといわれる所信表明、

最初から終わっています。

 

これでは、改革など,裏金問題処分など,無理でしょう。

 

選ぶのは,国民、

でも,選ばなくとも当選するシステムも

巧妙につくられているのです。

 

なので、石破カラーでの刷新で

若手議員やあいまいな国民の支持を頼むより、

党内の権力者を優先したんでしょうね。

 

ベテランとなると、

次がないから,安全策をとる、

そうならざるをえない、としても、

早く、したたかさだけでなく、

改革者石破カラーが、

発揮されるよう、期待したいものです。

えらい人に巻かれる体質の日本人

 

◯日本人のえらい人に巻かれる体質

 

下記に引用したのは、『日本語に生まれること、フランス語を生きること』

の著者の水林章さんのことばです。

日本と日本人の根底にある変わらぬものに触れています。

安倍政権や地方自治体での最近の問題を例にわかりやすく説明しています。

 

言うなれば、天皇制、および日本人の霊性についてです。

日本語という言語がそういうなかで生まれ、

そういう体制を維持しているわけです。

このまま、日本民族グローバル化する世界,新たなる社会で生き延びられるのか、です。

 

ま,上位下達体制、で、長いものには巻かれろ,ということですね。付和雷同、寄らば大樹の陰、ですね。

 

<作家は、フランス各地の書店の招待を受け、読者との討論会にのぞみます。

、、、フランスでは、書店のスタッフや読者と対等な立場で、、、ディスカッションをするのが印象的です。、、、 2012年に第2次安倍晋三内閣が成立すると、集団的自衛権の行使容認を閣議で決めてしまうといった政治の破壊、政治の私物化が次々と強行されていきました。はなはだしいのは、安倍首相による国会での118回にも上る虚偽答弁です。もしもフランスの政治家について同じようなことが発覚したら、大きなデモが起こって辞任に追い込まれるのではないかと想像します。

ところが日本では、こうした恐るべき腐敗状況が存在するにもかかわらず、国民の側から有意な抵抗が起こることがなく、なし崩し的に物事が進んでいくのです。

なぜ、この国では何事も起こらないのか? この、白井聡(政治学者)が言うところの、「完成した奴隷根性と泥沼のような無関心」の根本にはいったい何があるのか? 、、、、

 たとえば官僚制(官庁ばかりでなく企業をも貫く合理化された「組織」という広い意味での官僚制)を例にとってみると、本来、上下の区別は単に作業の役割分担なのであって、上位者であることは人間としての価値とは何の関係もないはずです。ところが日本では、福沢が指摘したように、上位者に価値が集中して「えらい人」になってしまう。『文明論の概略』を読み抜いた丸山眞男が説明してくれているとおりです。

このことを「個人」と「集団・組織」との関係という観点から見ると、この国では帰属集団に超越する価値が決して支配的にならないという点が重要です。上位者が体現する集団の価値が絶対化してしまうのです。ですから、たとえば、「知事」の理不尽な行動について疑問を抱いた下位者が、「県庁」という集団・組織を超越する価値(たとえば「良心」)に依拠して糾弾するという、いわゆる内部告発がしにくいのです。 

集団の価値が絶対化し、それが自明の、問われることのない価値であれば、告発者は裏切り者と見なされ徹底的に弾圧されます。いわゆる「村八分」の構造ですね。この国の最終的な帰属集団は「日本」ですから、最後には「おまれはそれでも日本人か」という殺し文句が出てくる。ここにはこの国のあり方と西欧世界のそれとの根本的な相違があると思います。PRESIDENT ONLINE9/26>

(、、、は,中略しました。)

 

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