fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

幸せな生活を遠ざける価値観(2)過去や感情への執着

 ◯幸せな生活を遠ざける価値観(2)過去や感情への執着

 

 過去の出来事やネガティブな感情に囚われすぎると、

現在の幸福感を妨げます。

 感情への執着 怒り、不安、嫉妬といったネガティブな感情が

湧き上がった際に、その感情に固執し、飲み込まれてしまうのです。

 一つの感情にとらわれず、バランスよく生きていく

中道から遠ざからないようにしましょう。

 

 過去の選択肢を後悔し、ネガティブに考えることで、

現在の幸せが見えなくなります。

 自分を傷つける人や嫌な環境から、離れるのではなく、

相手を変えようと執着してエネルギーを消耗してしまうことも、

心の豊かさを遠ざけます。

 

 

 

 

幸せな生活を遠ざける価値観(1)他人との比較や競争

◯幸せな生活を遠ざける価値観(1)他人との比較や競争

 

 豊かな幸せな生活から遠ざけてしまう、

つまり、幸福感を妨げ、生きづらさを

生み出したりする考え方について、考えてみます。

 多くは、比較、執着の回避で、まとめられます。

 

  SNSの普及により、他人の成功、充実、幸福が

可視化されやすくなりました。

 比較することで、自分はダメだと感じ、

自信を失う原因になります。

 勝ち負けにこだわるような価値観を持つと、

心の物差しが、他人の目になってしまいます。

 常に競争相手を敵と見なすようになり、

成功してもいつ負けるかという不安から解放されず、

真の満足感を得られません。アドラー心理学ですね。

 

 現在の生活が満ち足りていても、

さらにもっと上へという願望が高まると、

現状の幸せを感じにくくなり、

後悔が深まるものです。

 

 

 

 

この時代の豊かさ(6) 先人への感謝と未来への責任

◯この時代の豊かさ(6)  先人への感謝と未来への責任

 

 これまで見てきた通り、寿命、所得、衛生、情報、移動の

あらゆる面において、

現代社会は、圧倒的な優位性を示しています。

 

 過去のどんな権力者よりも、

現代を生きる私たちの方が、健康的で、安全で、

知的刺激に満ちた生活を送っているのです。

 

 私たちが享受している、このあたりまえは、

しぜんに発生したものではありません。

 人類の数え切れないほどの失敗、試行錯誤、

そして、科学的探究と社会的努力の積み重ねの結果です。

 

    現在の豊かさを正しく認識することは、

決して現状に甘んじることではありません。

 先人が築いたこの尊い基盤を理解し、

さらに次世代へと繋いでいくための責任を

自覚して生きていきましょう。

 

 

この時代の豊かさ(5) 情報・娯楽と移動の自由

この時代の豊かさ(5)  情報・娯楽と移動の自由

 

 情報の質と量、そして、移動のスピードにおいても、

現代は、過去と段違いの進歩です。

 18世紀、情報は、馬や船の速さでしか伝わりませんでした。

海外のニュースが届くまでに数ヶ月を要し、

書物は、家が一軒ほどの高価な時代もありました。

 

 現在は、世界人口の約67%がインターネットを利用し、

誰もがスマートフォンで、人類が積み上げた知識の

ウィキペディアや最新の論文にアクセスできます。

 

 娯楽の規模も桁違いです。

ハリウッド映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のような、

数億ドルの制作費を投じた総合アートを

誰もが安く楽しむことができます。

 

 18世紀の移動は、徒歩か馬車でした。

大海を渡るには、命懸けの数週間の航海が必要でした。

    現在、旅客機は、時速約800kmから900kmで飛行し、

東京からニューヨークまで半日で行けます。

 かつての皇帝や征服者が夢見た、世界を股にかける自由を、

私たちはパスポート一枚で手にしているのです。

 

 

 

この時代の豊かさ(4) 住環境の革命と公衆衛生

WBC世界バンタム級2位の那須川天心選手、元世界2階級王者の同級1位フアンフランシスコ・エストラダとの同級挑戦者決定戦で勝利。両者とも後に引けないだけに気迫に満ちた好勝負でした。エストラダは、最後のリングになったのでしょうね。

その国技館の興行の第1試合前に、お笑いコンビ「たくろう」が、リング上で、漫才を披露しました。いくら、ボクシングネタだとしても、ここでやらせるのは、どうかとは思いますが。

 

 

この時代の豊かさ(4)  住環境の革命と公衆衛生

 住環境と衛生の改善も大きいなものです。

1900年頃、電気を利用できる家庭は、

世界的にも、ごく一部の特権階級に限られていました。

現在、先進国での電化率は、ほぼ100%で、

安全な飲料水へのアクセス率も

世界全体で約90%(ユニセフ等の統計)に達しています。

 

 18世紀から19世紀、ロンドンやパリといった大都市ですら、

上下水道は未整備で、排泄物は街路に捨てられ、

その結果、コレラやチフスが周期的に大流行しました。

都市は、常に死の影に怯えていたのです。

その点、江戸は、清潔なモデル都市でした。

 

  現代の住居には、水洗トイレ、温水シャワー完備、

断熱構造で、スイッチ一つで使える家電があります。

これらは、中世の城よりも清潔かつ機能的です。

 

 都市インフラというみえない土台が、

私たちの生命と尊厳を守っているのです。

 

 

この時代の豊かさ(3) 貧困から経済的豊かさへ

この時代の豊かさ(3)  貧困から経済的豊かさへ

 

 次に、経済面です。1820年頃、世界人口の約90%は

極度の貧困状態(現在の購買力平価で1日2.15ドル未満の生活)でした。

 1990年時点でも、約38%がその状態でした。

それが、2020年代には約9%前後まで低下しています。

 

 人類の歴史は、大半が飢えとの戦いでしたが、

私たちは史上初めて、その多くが、飢餓の恐怖から、

なんとか脱してはいるのです。

 

 日本も、江戸後期の一人当たりGDPは、

現在の水準の15分の1以下であったと推計されています。

現代日本の一人当たりGDPは約3万5000ドルから4万ドルでしょうか。

 

 かつては、大名でさえ、エアコンや冷蔵庫、電気での照明さえ、

もっていませんでした。

経済的な豊かさとは、単なるお金の量ではなく、

それによって享受できる科学技術の恩恵の総量に他なりません。

 

 

 

この時代の豊かさ(2) 延命と医療の普及

◯この時代の豊かさ(2)  延命と医療の普及

 

 豊かさとして、わかりやすい指標は、寿命、長寿です。

1820年頃の世界の平均寿命は約30歳から35歳でした。

1900年になっても約31歳程度。もちろん、これは乳幼児死亡率が高かったからです。 

 これに対し、現在は、約73歳(2023年時点)。

わずか200年で、人類は、人生の時間の長さを2倍以上に引き延ばしたのです。

 

 かつては、抗生物質もワクチンもなく、

結核やコレラ、天然痘といった感染症が、日常的な死因でした。

麻酔技術も未発達で、外科手術は激痛で命がけでした。

 フランスのルイ14世は、当時の最高峰の医療を受けられましたが、

麻酔なしで歯を抜かれ、その際の感染症や壊疽に生涯、苦しみました。

 

 今日、私たちは近所のクリニックで抗生物質を処方してもらい、

高度な検査やがん治療を健康保険制度を通じて、安く利用できます。

 王であっても得られなかった健康への権利が、

少なくとも、この日本では、一般市民が享受できているのです。