◯映画「死刑にいたる病」
<櫛木理宇による小説。2015年刊行の『チェインドッグ』を改題の上、2017年1にハヤカワ文庫JAにより文庫化された。2022年に公開。監督は白石和彌、主演は阿部サダヲと岡田健史(現:水上恒司)。週末興行収入ランキング6週連続トップ10入り。>
原作には、冒頭で、「絶望とは、死にいたる病である」というキェルケゴールの言葉が引用されています。
「死に至る病」に当たる「絶望」とは、本来の自分から目を逸らした状態で、自分の本質を見つめずにいると、精神の死が訪れてしまうことです。キェルケゴールは、それを信仰で乗り越えます。
自分が信じるもの、自分が大切にしたいもの、
人生には、自分が捧げたいものを見つけ、それに生きることなのです。
家族もので、
◯『浅田家!』
写真家・浅田政志の写真集『浅田家』と『アルバムのチカラ』を原案。
2020年に、第25回釜山国際映画祭(オープンシネマ部門)への出品。同年(ポーランド現地時間)、第36回ワルシャワ国際映画祭国際コンペティション部門で、最優秀アジア映画賞受賞>ー
◯「氷点2001」
<氷点は、三浦綾子の小説。『朝日新聞』朝刊に1964年から連載され、1965年に朝日新聞社より刊行された。続編となる『続氷点』が1970年から連載。
2001年『氷点2001』としてテレビ朝日系列の木曜ドラマ枠で放送。陽子役(8代目)は末永遥。舞台は現代の鎌倉に変更。アイテムも、手紙の代わりに電子メールを使用する。>
◯『空白』
万引き未遂事件を起こして逃走した女子中学生の交通事故死をきっかけに、彼女の身の潔白を証明しようと、スーパーマーケットの店長をはじめとした関係者たちに対して暴走する父の姿を描く。>
◯『ファミリア』(familia)
<2023年の映画。陶器職人の父と海外で活動する実の息子、そして在日ブラジル人が国籍や文化などの様々な違いを超えて一つの「家族」になろうとする姿を描く。監督は成島出、主演は役所広司>
◯「波紋」
<2023年の映画。東日本大震災、老老介護、新興宗教、障害者差別といった現代社会が抱える問題に次々と翻弄される中年女性とその家族を描いた人間ドラマ。>
あとは、
◯『ラーゲリより愛を込めて』
<2022年公開の映画。辺見じゅん原作のノンフィクション『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』の映画化作品。監督は瀬々敬久、主演は二宮和也。
昭和20年、満鉄調査部に勤める山本幡男は、ハルピンで暮らしていた。終戦によりソ連軍の捕虜とされ、ハバロフスクの収容所(ラーゲリ)に送られ、シベリアで強制労働をさせられる。病の幡男をもっと設備の整った病院に移すために仲間たちは、労働を拒否する。>
◯『HOTEL -NEXT DOOR-』
<2022年、 WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送されたテレビドラマ。主演はディーン・フジオカ。紺間宏シナリオ、石ノ森章太郎作画の青年漫画『HOTEL』を原作に令和のホテル業界を舞台に、老舗ホテルの凋落と危機を描く。>
◯「マンホール」