fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

03.思想・哲学・宗教

理性と科学 ユーロヴィジョン

◯欧州国別歌合戦 ヨーロッパ各国が参加する毎年恒例の歌合戦「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」の決勝が14日にあり、ウクライナ代表の「カルーシュ・オーケストラ」が優勝しました。 ユーロヴィジョンは、40カ国以上が参加する欧州最大の音楽の祭典。…

二元論の否定

◯二元論 理性と本能、心と身体、遺伝と環境など、二元論♯については、長らく、いつも考えてきました。いや、二項対立ということです。才能と努力、先天性と後天性、本能と学習、天才と秀才、、、。 自分のこともですが、何よりも接する人の能力を伸ばす上で…

資本主義の行方

◯モノづくりからIT金融へ 資本主義は、20世紀末には、もう行き場を失っていました。その結果、先進国では、交易条件も悪化していったのです。 交易条件とは、輸入財1単位当たりに対する輸出財1単位当たりの価格です。財を1単位輸出したときに、何単位の財…

議論と社会参加

◯議論 欧米での会議は、基調演説があり、その後、セッションに分かれて議論を戦わせます。その議論をもとにもう一度、全体の会議を行って、まとめて終わります。 日本では、一同に会したら、出席者がそれぞれの立場から一方的に演説して、大体それで終わりで…

表現の自由の思想 ロシアの報道規制法

2021年のノーベル平和賞を受賞したロシアのドミトリー・ムラトフ編集長のリベラル系紙「ノーバヤ・ガゼータ」は、28日、新聞発行を停止しました。当局から警告を受けたためで、ロシアでの報道規制法が成立してのことでした。 言論の自由については、 まずは…

迫りくる死 石原慎太郎氏の絶筆

◯光陰は百代の過客なり 150年ほど前の写真を見ると、そこに写っている人たちは、大人も子供も、すでに人生を終えています。120年ほど前の映像で動き回っている、すごく多くの人たち、群衆、そのとき生まれたばかりの赤ん坊も、もう誰一人、この世にいないの…

神のシステム 体験知 ゼレンスキー大統領のことば

ウクライナ大統領ゼレンスキーは、EU加盟を申請しました。 オンライン会談で、EU首脳たちの心を揺さぶったゼレンスキー大統領の発言がありました。 「ヨーロッパの理想のために殉じる、生きているうちに会えるのは、これが最後かもしれない。」(2/24) こうい…

日本の宗教 日蓮と公明党

ロシアのウクライナ侵攻、それを日中関係に当てはめての論調が多くなりました。 国家、民族、宗教の枠組みと政治について、改めて考えなくてはなりません。 ◯日蓮宗、法華経と国家改造 江戸の庶民には、法華講が盛んでした。その後、日蓮主義の運動が高まり…

生は苦 千駄ヶ谷が鳩の森神社初詣

初詣は、初めて千駄ヶ谷の鳩森八幡神社に。 近くに将棋会館があり、羽海野チカさんの高校生棋士マンガ「3月のライオン」のキャラクターのマンホールが6種類9枚あります。 で、神社内の都指定有形民俗文化財の「富士塚」を登りました。登山下山で2分ですけど…

いろんな時間への考察

〇科学とグローバル化 での時間 都市では、時間、空間の捉え方が違うのです。でも、IT技術は、それをローカルにも広げています。 違うようなことを同じ原理で説明をつけるのが学問で、特に、科学的な立場というものです。 たとえば、時間は同じとみるのです…

時間をデザインする(2) M1グランプリ錦鯉

Merry Xmas! でもまだ、2021年末、残すところ7日間ありますよ。 MIグランプリ、錦鯉優勝! 4分間のデザインですね。 ファイナル10組から勝ち上がるのに、3組とも最高のネタを使い、 最後の決戦がやや残念となる傾向が強まりつつあります。 まあ、スポー…

時間をデザインする

クリスマスイブですね。皆さんは、何時ぐらいまで起きているのでしょうか。 チキンもこのところ、唐揚げやプロテイン補給など大ブームの元、すごく消費量が伸びたように思います。人間の悦びは、鶏の惨事なわけですね。、、すみません、、。 〇個と種 コンピ…

体と時空と異文化 公と私 神田沙也加さんの死

神田沙也加さん他界、ご冥福を祈ります。 昨日は、イスラム教に触れましたが、欧米と日本、日本人と比べて考えてみましょう。 〇自分の体 欧米では、子供もまた大人と同様に扱われているので、公の場で甘やかすようなことはしません。騒ぐなどはタブーです。…

宗教 イスラムと日本

21世紀は宗教の時代、キリスト教とイスラム教徒の対立などというようなことが、9・11もあったせいで言われるようになり、イスラム世界に関心が持たれ始めました。 私もその一人です。バリ島にたびたびいっていたこともあり、エジプトなどいくつかの国では、…

自分を否定し自分を置き換える

◯特権の否定 自分だけが得するということを求めると、自分以外の人が自分のようにしてはいけない、自分の行動は自分だけの特別、特権の特となるわけです。それでは徳がありません。3トク、整いました! それは、そういう人が他に一人もいないこと、自分のよ…

世界にコメントする

◯批判を否定する批判 「専門家ではないから言う資格はない」という方向からの批判をたまにみることがあります。分をわきまえることはよしとしても、その上での発言の自由です。 専門家ではないからこそ、言えること、言わなくてはならないこと、わかることも…

個人的成熟と深さ ネット流行語100

◯ネット流行語100 オンライン辞書・ニコニコ大百科とピクシブ百科事典が主催。インターネット上で流行した単語。 大賞は「ウマ娘 プリティーダービー」。以下、「ゴールドシップ(ウマ娘)」、「呪術廻戦」、「東京卍リベンジャーズ」、「ゴールドシップ」、…

感じること 畏れ  横田慎太郎選手の奇跡

13日NHK「逆転人生」神様がくれた奇跡のバックホームーに涙しました。 阪神外野手横田慎太郎さん、脳腫瘍を患い、24歳にして現役引退。 2017年3月に18時間の手術、抗がん剤と放射線治療、リハビリを経ての復帰、とはいえ、目処がつかないための最後の引退試…

夢と多様性 今年の漢字は金

今年の漢字は、金。以下、輪、楽、変、新、翔、希、耐、家、病の順。 「金」は2000年、12年、16年に続き4回目。 「4回目の金。東京五輪での素晴らしい活躍がみなさんの強い印象になったのではないか。金に負けない輝かしい1年になるよう来年も努力していきた…

思想史と個人史

私は、実存主義やシュールレアリスムに魅かれましたが、大学で「今は現象学の時代(メルロ・ポンティ)」と言われました。結果として構造主義とか言語学とかからは逃げ出したのですが、それは、1960、70年代に西洋から世界へ広がった思想です。 構造上の問題…

美学とエステと第三の眼 動物の絵展

府中市美術館で、動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり 開館20周年記念展示。著名な画家の作品がたくさんあります。日本人では、円山応挙、藤田嗣治、谷文晁、若冲、北斎まで、世界では、ピカソ、シャガール、マリーローランサン、モロー…

言論の自由と民主化の原理 衆院選公示

衆院選が公示され、1051人が立候補しました。人数は、小選挙区比例代表並立制以降の25年で最少、20〜 30代は10%に達していません。女性も20%以下、70歳以上がこれまでで最多。日本の政治は、多様化にも若返りにも逆行しているのです。 各党の政策を見ても、…

大きな宗教の時代へ

大雑把な捉え方ですが、 かつての宗教の時代は、科学や技術にとって代わられ、 経済の時代となりました。 そして、芸術や哲学、つまり、文化の時代となり、 次にまた、宗教の時代に、なりそうに思います。 これは以前、「21世紀は、宗教の時代」 と言われた…

秘儀と制限

身体性に惹かれていくのは、しぜんなことであり、ときに魅力的かつ快感を伴うものです。 ハタ・ヨーガはまだしも、クンダリニ・ヨーガやラージャ・ヨーガは、チベット密教やインド密教へつながっていきます。その点では、大いに注意することで、密教などと同…

スピリチュアリズムとカルト化

魂が生まれ変わり、そのたびにレベルが上がっていくと考える人たちがいます。 宇宙霊、UFOなど、わからないことについては、否定しません。 だからといって肯定したらよいとは思いませんし、肯定はしません。 でも、絶対に起きないことさえ、絶対にないとは…

宇宙への関心と無心三昧の境地

宇宙の始まりから終末にまで、なぜ多くの人が関心をもつのでしょう。 もう消滅したかもしれない星の光に、なぜ関心を払うのでしょう。 それは、私たちとつながっているからに他なりません。 いま、ここ、という限定された時空に、私たちはいます。 生まれて…

感情とのつきあい、感情から読み解く

私たち日本人は、信仰に対してというよりは、道、作法、型、仕組み、心のあり様などに何かを感じとることから発するのです。 感情などは、私的な、そのときだけのものです。 そうした感情をそのままに出せるのは、私的、つまり、プライベートな関係だけです…

型の継承とルール作り

日本には、ルールの代わりに型があったのです。 それは冠婚葬祭や習い事でゆるやかに継承されています。 とはいえ、時代は変わり、 ルールなしには合意しにくいことが多くなりました。 また、ルールや法によってしか、行動を律せない人も出てきます。 型は、…

仏教の修行

仏教思想もまた、身体を煩悩の宿るところとして精神よりも下にみました。 釈迦は、身体を痛めつけるほどの修業をし、精神的解脱を目指したのです。 それは身体を痛めつけたら解脱できるのでないということですが、 身体を痛めつけての修行で得たのです。そこ…

霊魂、鎮魂の国、日本とボッチャ

ボッチャの日本チームは、火の玉ジャパンというそうです。杉村選手が、金メダルで、一気にポピュラーに、まさにスギムライジングです。ペタンクはやったことがありますが、これは知らなかったので、調べると二万円くらいで揃えられそうです。どなたかやって…