fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

02.声・音楽・芸能・芸人・日本語・話し方・ヴォイスコミュ

ブギからマンボ 笠置からひばりへ

◯ひばりの登場 笠置シヅ子の引退 1949年1月、日劇のレビュー『ラブ・パレード』に、ひばりが、『東京ブギウギ』をカヴァーして、登場。 東横映画『のど自慢狂時代』で、ブギウギを歌う少女として映画に初出演。 8月、松竹『踊る竜宮城』に出演、主題歌の『河…

スイングの女王 笠置シヅ子

◯スイングの女王 日本のジャズの傑作と言われた「ラッパと娘」が、笠置シヅ子のコロンビア専属での最初のレコードとなりました。 高音を殺して地声で歌うことを服部良一に命じられたそうです。 そのため、喉をつぶして、病院で診察を受け、しばらく歌うこと…

朝ドラ「ブギウギ」 ブギの女王 笠置シヅ子

朝ドラ NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」(第117~121話)の予告が放送、 女優の吉柳咲良が演じる若手歌手、水城アユミが登場。 スズ子(笠置シヅ子)の大ファン、そのモデル美空ひばりを微妙にずらした設定で、世代交代での終幕に、あ…

同情と共感 『東京同情塔』

続きです。 ◯エンパシーとシンパシー# この小説のなかで、『東京同情塔』である刑務所は、シンパシータワー、 ですから、犯罪者は、同情すべき人々ということです。 寛容な社会の行き着くところです。 そのネーミングから、高輪ゲートウェイ駅、 内容では、…

虚構の言葉 芥川賞『東京都同情塔』

◯芥川賞『東京都同情塔』#への共感 小説は、けっこう途中で投げ出したり、飛ばし読みすることが多いのですが、時折、最後まで読まされてしまう作品があります。 この著者、九段理江さんは、私と頭に入っているものや思考の組み立てが似ているように感じまし…

ワハハ本舗と役者 鳥山明さん死去 オスプレイ

「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」などの漫画家の鳥山明さんが急性硬膜下血腫で死去。3/1、68歳。 漫画家といえば、松本零士さん85歳(2023 )、藤子不二雄Aさん88歳(2022)、さいとう・たかを84歳(2021 )とベテラン勢が、相次いで黄泉の国へ。 「ちびまる子ち…

自由民権運動と壮士芝居

◯思想と芝居 かつて自由民権思想を広めるために、壮士芝居というものが上演されていました。 演説では分からないので、芝居仕立てにして民衆にプレゼンしたのです。 そのなかの演目「坂垣君遭難実記」は、 「板垣死すとも自由は死せず」 というセリフを日本…

『テレビ報道記者 ~ニュースをつないだ女たち』に学ぶ

選挙での一票の重み、 選挙に行くことなど、いこうとしない人には、 馬の耳に念仏なのでしょうが、 日々、いろんな事件が起き、それが、すぐに忘れられていく、 そこで止まった時間のまま、の当事者もいます。 時は流れますが、そこで少しでもよくしていきた…

話をまとめない /『SPY×FAMILY』

訪問記録 上野、特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」(国立科学博物館) 特別展「本阿弥光悦の大宇宙」(東京国立博物館 平成館) 麻生台ヒルズ、 荻窪の東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム、 春木屋荻窪本店のラーメン初食。 アニメーション…

声は本音

◯声の力 声に関しての二つの話から。 山根基世さんの声論 <声を聞けばわかるというのが私の持論。嘘をついていたり、何かをごまかそうとしていたり、相手を小馬鹿にした姿勢は、必ず声に出るものです。人の声には、心がくっついてくる。人が本当に人と向き合…

科学バラエティの虚偽

◯「カズレーザーと学ぶ。最新脳科学で好感度爆上げ!!脳ダマし嫌いを好きに&モテ声発声法」(日テレ1/30) <最新脳科学で人の心はここまで見えた!気になる相手の本能を揺さぶる好感度の掴み方! ▼日本人は見た目よりも声を重視? 脳に直接訴えかけるモテ声の秘密…

緊急事態での絶叫声 ヴォイトレ

今年は、元旦、翌2日と、能登の災害、羽田空港での事故と続きました。年明け早々、日本中にショックをもたらしました。そこでは、緊急非難を呼びかけるアナウンサーとCAが、それぞれクローズアップされました。 非常時に人を動かすためには、大きな声で命令…

「ブギウギ」ほか人間関係図

◯「ブギウギ」 NHK朝の連続テレビ小説、「ブギウギ」が、好調です。 笠置シヅ子は、福来スズ子として描かれています。なぜ、実在のモデルがいるのに名前を変えているのかと言うと、ふさわしくないエピソードを入れたくないからです。 事実通りに放映できない…

正月番組 とんねるずのスポーツ王

◯『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』毎年恒例、もう25年目、とんねるずの石橋貴明、木梨憲武さんの番組です。 <サッカー対決では、森保ジャパンの海外組、伊東純也や遠藤航。《木梨ジャパン》vs矢部浩之《矢部ジャパン》 バスケットボール対決では、パリ五…

AIで言語の壁なくなる /派閥解消?

派閥の解消問題、 派閥で権力、人事を握ってきたところは、廃止したくないし、 それが邪魔だったところやメリットがあまりないところは、廃止を宣言、 わかりやすい。 で、麻生派、茂木派らが、得していたわけですね。 個人では無力、執行部に抵抗できないと…

終わらない人 終わらない戦後 「ゴジラ−1.0」

「ゴジラ−1.0」#、特攻の生き残りが、主人公という、つまり、敗戦になっても、終わらせられなかった戦争を終わらせること、それがゴジラに向けられました。 アメリカでも、大ヒットしているそうです。アメリカでは、「GODZILLA MINUS ONE」。今の日本では、…

「白い巨塔」と「フィクサー」に学ぶ支配構造

<フランスのエマニュエル・マクロン大統領は9日、ガブリエル・アッタル教育相を新たな首相に任命した。34歳のアッタル氏は、フランス史上最年少の首相となる。>マクロン大統領も就任時、39歳、同性愛者であることが添えられてられいるが、そのうち、そんなこ…

強者男性の終焉 八代亜紀さん死去

演歌歌手の八代亜紀さんが、急速進行性間質性肺炎のため死去。73歳。12/30 中村メイコさんが、その翌日でした。 まるで昭和の終わったときのように、昨年から著名人の死が続いているように思います。 いえ、結局、歳をとるにつれて、どんどんと近い時代を生…

至高の瞬間 謹賀新年2024

新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 紅白どうでしたか。アダム・ランバートが聴けたのはよかったです。 ビジュアルが一段と派手になり、インドのテレビ放送を見ているようでした。 もすこし大人の歌が聞きたい。 年末は…

クリスマス 2023年の世界

◯『モニタリング』での歌唱 追加 いつものです。 Toshlさん、『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」 高橋洋子さん『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「魂のルフラン」と 『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」。 歌は生きる力、愛する力…

ミューズが舞い降りた談志の『芝浜』  新たな景色が広がる瞬間

◯ミューズの舞い降りるとき 1カ月前のこの日、立川談志師匠の13回忌でした。2011年11/21、 その4年前、2007年12月18日、よみうりホールで開催された独演会での『芝浜』について、 「また、違った『芝浜』がやれました。、、、よかったと思います。」(談志) …

カラオケランキング ビリー・ジョエル

ビリー・ジョエル、来年1月24日に、東京ドームで16年ぶりの来日公演決定。即ソールドアウトでした。 コロナ禍が収まり、カラオケの利用も元に戻りつつあります。 呼吸と自律神経を整えるつもりで、少しずつ、馴染んでいくと良いでしょう。 カラオケの復調デ…

最終話「どうする家康」 茶々の呪縛

◯日ノ本の行く末 「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年) 大坂城が炎に包まれ、秀頼、家臣たち、大野治長(修理)(玉山鉄二)、最後に残った茶々の自刃。 茶々の捨て台詞。 「日ノ本か。つまらぬ国になるであろう。 正々堂々と戦うこともせず、万事長きものに…

オッペンハイマーの映画 / 続KADOKAWA本

◯KADOKAWA LGBTQ翻訳本の刊行中止 KADOKAWAが、来月、刊行予定の「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行中止を発表しました。 この問題は、書籍の告知内容とそれへの批判、そして、出版社がそれを認めて…

音楽のフィギュア 「題名のない音楽会」

◯「題名のない音楽会#〜フィギュアスケートの見方が変わる音楽会」 音楽や歌のイメージを伝えるのに、指揮者のように、手の動きを使うことがよくあります。ホワイトボードに線で描いたり、楽譜の音符をつなげたり、視覚化して、わかりやすくするわけです。 …

弱者の平和

関西で、京都に寄ったので、オーバーツーリズムを避け、 二条城から大徳寺と、紅葉狩り。 信長から、秀吉、家康、石田三成に、小早川、畠山、大友など 戦国有名大名に、ゆかりのある名所旧跡です。 ◯大河ドラマの示したもの で、もう12月、大河ドラマも、残…

清く正しく美しく、の裏に

◯諸刃の剣 世の中も変わり、 弱者が声をあげ、それも拾い上げられるようになりました。 ただ、それはよいことばかりではありません。 被害者だけが、犠牲者となるのではないからです。 この流れで、どんなことも被害と思い込んでしまうことも多くなります。 …

政治家と法 「劇場版イチケイのカラス」

◯政治家の資質 馳浩知事のオリンピック暴露発言で思い出したのは、今年1月に公開された映画の「イチケイのカラス」#で、向井理さんが演じた防衛大臣のセリフ。 「真実を知ることが有益かどうか判断するのは、国民ではない。 国民に選ばれた私たち政治家が覚…

馳浩知事発言、「撤回」を突けぬマスコミ

◯馳浩#石川県知事、オリンピック暴露発言撤回 発言したことを 撤回で片付けようとするのは、 もはや、公人の資格は、ありません。 それにしても、マスコミの追求の甘さ、 撤回と言われた内容を何度も聞いて、その都度、撤回したと言わせて、 その繰り返しで…

ハマスとイスラエル /KANさん死去 ビートルズ新曲

◯KANさんも、、、 アーティスト、ミュージシャンの訃報が続きます。 『愛は勝つ』のシンガー・ソングライターのKANさん、12日に亡くなりました。61歳。2023年3月に『メッケル憩室がん』を公表。先月10月には、パリを訪問。この7日に、ザ・ビートルズの新…