fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

02.声・音楽・芸能・芸人・日本語・話し方・ヴォイスコミュ

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高校ダンス部の芸術性(2)競技から芸術へ

高校ダンス部の芸術性(2)競技から芸術へ 今回の高校ダンス部、目黒日大の表現は、技術、体力、振付、集団の統率という面で高度化しています。ダブル優勝の両作品は、その到達点を考えるうえで、特に印象的でした。 競技会では、制限時間、人数、構成、技術…

高校ダンス部の芸術性(1)ダブル優勝での表現の進化

高校ダンス部の芸術性(1)ダブル優勝での表現の進化 目黒日大(目黒日本大学高等学校)が2026年の第19回日本高校ダンス部選手権でスモールクラス、ビッグクラスの両方を制しました。単に優勝したというだけでなく、高校生のダンス表現において、技術を競う…

『AI時代における声の権利』 東京地裁判決が残した課題  5,037字

『AI時代における声の権利』 東京地裁判決が残した課題 5,037字 東京地裁判決2026/9/30は、人の声も一定の場合にパブリシティー権の保護対象になり得ると初めて明示しました。 とはいえ、津田健次郎さんの声の権利侵害が成立するかは、動画が削除済みのため…

『カスハラと声について』

『カスハラと声について』 10月1日から、カスハラ防止のための措置が事業主の義務となります。 厚生労働省は、顧客等の言動が社会通念上許容される範囲を超え、労働者の就業環境を害するものをカスハラとしています。 カスタマーハラスメントは、言葉の内容…

『ノンタン』展キヨノサチコの仕事(2)

ノンタンのありがとう 『ノンタン』展キヨノサチコの仕事(2) キヨノサチコはインタビューで、最初のノンタンについて無理に性格を作ったのではなく、元気いっぱいの笑顔で飛び出してきて、その動きの中から性格が自然にできていったという趣旨を語っています…

森本レオさんが遺したもの(3) 声の表現世界を確立

森本レオさんが遺したもの(3) 声の表現世界を確立 森本レオさんは、ナレーション専門の人物ではありません。1967年にNHKの『高校生時代』で俳優としてデビューして以来、ドラマ、映画、アニメ、ナレーションなど幅広く活動しました。1968年にはラジオDJとし…

森本レオさんが遺したもの(2) その語りと息の声

森本レオさんが遺したもの(2) その語りと息の声 声の魅力は、声帯のスペックだけでは決まりません。その人がどう息をし、どう間を取り、どこから力を抜き、言葉をどう置くかによって、声は人格になります。森本レオさんは、そのことを日本の大衆文化で実証し…

森本レオさんが遺したもの(1)声を人格にした人

森本レオさんが遺したもの(1)声を人格にした人 森本レオさんの死去 9月4日に83歳で亡くなったことが11日に公表されました。 所属事務所は、原因不明の突然死だったとしています。 これは、一人の俳優が亡くなったというだけでなく、日本のテレビ・ラジオにお…

夏・甲子園選手宣誓

◯2026年夏・甲子園選手宣誓 今年の第108回全国高校野球選手権大会で選手宣誓を務めたのは、八王子実践高校・矢沢陵磨主将です。49校の主将のうち15人が立候補した中から選ばれました。 八王子実践にとって、春夏通じて初の甲子園であり、さらに2026年は学校…

映画『AKIRA』の現在における意味(6)

◯映画『AKIRA』の現在における意味(6) 人間の進化への問い 『AKIRA』が世界のポップカルチャーに与えた文化的影響も、 計り知れないほど大きなものでした。緻密な背景美術、ダイナミックな光の表現、 伝説的なバイクアクション、そしてサイバーパンクの美学…

美輪明宏さん、ご逝去

美輪明宏さん、6/20、老衰のため91歳で永眠。 大学の文化祭で、控室であったか、講演を終えた美輪さんと話したのが、 最初だったのです。 その後、PARCOなどで観劇したり、コンサートを鑑賞しました。 私には、歌手としてより役者、いや女優として傑出した存…

細木数子論(5)〜未来への継承と晩年

細木数子論(5)〜未来への継承と晩年 晩年での比較。人生の後半生において、彼女はそれまでの喧騒から離れ、自らの終い方を模索しました。 ドラマでは引退後の静かな生活や後継者への継承が描かれます。かつてテレビ画面を騒がせた猛烈なエネルギーは鳴りを潜…

細木数子論(3)〜六星占術の影響とメディア戦略

細木数子論(3)〜六星占術が社会に与えた影響とメディア戦略 占術家としての成功に関してのドラマと事実との差異。 彼女が提唱した六星占術は、それまでの占いのイメージを一新し、多くの人々が関心をもちました。ドラマでは六星占術によって一躍有名になる過…

細木数子論(1)〜圧倒的な存在感とメディアの虚像

『時代を揺さぶった占術家のドラマが描く真実』 細木数子論(1)〜圧倒的な存在感とメディアの虚像 Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』は、占術家、細木数子の半生を描いた作品です。一人の女性の光と影、力強い言葉を放つ人物、それがどのように描写されるの…

AI時代の表現者の権利保護 (2) 日本の業界が直面する構造的リスク

日本の芸能・声優業界が直面する構造的リスク ◯労働組合の有無と交渉力の差 米国では、強力な俳優組合がストライキという手段を用いて、企業側と対等に交渉することができます。一方で、日本の芸能人や声優、ナレーター、歌手などの多くは個人事業主であり、…

AI時代の表現者の権利保護 (1) 米俳優組合の協定

AI時代における表現者の権利保護〜米俳優組合の協定が日本に投げかける問い ◯米国俳優組合(SAG-AFTRA)の新協定 米国の俳優組合(SAG-AFTRA)は、大手映画スタジオや配信会社で構成される製作者団体(AMPTP)との間で、新たな4年間の労使協定を締結しました…

『THE SECOND2026 〜漫才トーナメント』金属バットとトットの決勝

『THE SECOND2026 〜漫才トーナメント』金属バットとトットの決勝 お笑いという表現のなかでも、漫才ほどリアルに人間の生きてきた時間が反映される芸はないのかもしれません。私たちは日々、多くの笑いにも触れていますが、その笑いがどのような背景から生…

日本の芸能人が政治的発言しない理由(5)〜沈黙の代償と私たちが変えられる未来

日本の芸能人が政治的発言しない理由(5)〜沈黙の代償と私たちが変えられる未来 芸能界の高度な沈黙は、ビジネスとしては成功でも、 社会には重い代償を強いています。 若者たちは、成功者たちが社会問題への言動を避ける姿を見て、 政治に関わるのはコスパが…

日本の芸能人が政治的発言しない理由(4)〜推し活という聖域が求める沈黙

日本の芸能人が政治的発言しない理由(4)〜推し活という聖域が求める沈黙 ファン側の心理もまた、芸能人の沈黙という指針を強固にします。 格差や閉塞感が漂う現代社会において、多くの人々にとって、 推しを応援する時間は、現実の苦しみから解放される場、…

日本の芸能人が政治的発言しない理由(3)〜事務所は、リスク管理の場

日本の芸能人が政治的発言しない理由(3)〜事務所は、リスク管理の場 芸能事務所の役割も、タレントの才能を伸ばす場所から、 厳格なリスク管理代理店とでも言ったほうがよいものへと変質しました。 タレントは個人の表現者である前に、事務所という組織の経…

日本の芸能人が政治的発言しない理由(2)〜SNSというデジタル・コロッセオ

日本の芸能人が政治的発言しない理由(2)〜SNSというデジタル・コロッセオ SNS環境の劇的な変化も、芸能人が口を閉ざさぜるをえなくなった大きな要因です。 現在のSNSは、もはや自由な言論の場ではなく、 有名人の隙を突くデジタル・コロッセオ化しています。…

日本の芸能人が政治的発言しない理由(1)〜芸能人の価値は、無色透明

日本の芸能人が政治的発言しない理由(1)〜芸能人の価値は、無色透明 現代の日本の芸能界において、タレントが政治的発言を控えるのは、 やむを得ないこと、業界での生存戦略となります。 現在、タレントの価値を左右するものとして、リスク・フリー(無害で…

『火の鳥 未来編』とAI音声(4) 私たちはAIの声に魂を預けられるか

◯『火の鳥 未来編』とAI音声(4) 私たちはAIの声に魂を預けられるか 輝かしい技術革新の裏で、私たちが直視すべき倫理的・社会的な問いを投げかけています。表現における身体性の消失と声優という職の未来も、です。 これまで声優という仕事は、キャラクター…

『火の鳥 未来編』とAI音声(3)手塚治虫の予言に対する回答

◯『火の鳥 未来編』とAI音声(3)手塚治虫の予言に対する回答 『火の鳥 未来編』は、核兵器や環境破壊、そして管理社会の果てを描いた作品です。1967年当時、手塚治虫が想像した未来のコンピュータは、あくまで空想の産物でした。 しかし、2026年現在、私たち…

『火の鳥 未来編』とAI音声(2) AIとアーティストの不変性と可変性

◯『火の鳥 未来編』とAI音声(2) AIとアーティストの不変性と可変性 本作においてYumi AraIが演じるのは、人類の運命を左右するスーパーコンピュータです。現実世界のYumi AraIもまた、高度なアルゴリズムと学習データによって構築されたAIです。AIがAIを演じ…

『火の鳥 未来編』とAI音声(1) 時空を超えた声と物語の融合

◯『火の鳥 未来編』とAI音声(1) 時空を超えた声と物語の融合 手塚治虫が描いた不朽の名作『火の鳥 未来編』が、2026年の現代技術と融合し、 新たな没入型体験MANGALOGUE(マンガローグ)として産声を上げます。 これは、舞台の上演発表に留まらず、AI技術と…

ロックは反権力なのか(2)

ロックは反権力なのか(2) 「ロック=反権力」は、歴史的には重要な意味を持っていますが、それを本質とみなすのは適切ではありません。確かに1960年代から70年代にかけて、ロックは、カウンターカルチャーの中核として機能しました。若者たちは音楽を通じて…

ロックは反権力なのか(1) /大田黒公園サトザクラ

ロックは反権力なのか(1) <布袋寅泰が4月15日、Xで釈明。発端は、ディープ・パープルが4月10日に首相官邸で高市早苗首相と面会し、布袋は11日、Xに「未だかつて日本の首相がロックンロールと交わったことがあったか?素晴らしいことなんだよ」とつづった。ネ…

日本語の表記(2)キラキラネーム

◯日本語の表記(2)キラキラネーム 声を扱う上で、名前というのは、大いに関係する分野です。日本では、姓名判断として、画数など文字にこだわりますが、音声こそが、その子の成長に大きな影響を与えます。なぜなら、まわりから、もっとも多く呼びかけられるの…

日本語の表記(1) ローマ字表記

◯日本語の表記(1) ローマ字表記 オリンピックでも若い世代の活躍が目立ち、親が、そのように育てようとしたというのがわかる名前も多かったですね。キラキラネームもありました。 これは今後、規制されるとか、でしたね。表記の問題、取り上げます。 日本語…