fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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教育の限界とエリート 宝田明さん死去

宝田明さん死去。

1954年に初主演作「ゴジラ」が大ヒット。180センチを超す長身の二枚目。

長女児島未散さんは、1990年「ジプシー」がヒット、ライオンのCMソング。

ゴジラは、核実験の影響で変異しました。

日本占領下の朝鮮で生まれ、ハルビンへ移住、そこで終戦を迎え、ソ連兵の略奪や暴行、強制使役、ソ連兵に撃たれた右腹部の傷がずっと痛むと、ロシアの映画やバレエなどは「見たくない」「ロシアを絶対に許せない」と生涯、語り続けていたそうです。「戦争はしてはいけない。私は幼少期に満州で地獄を見た。」と。

その地獄は、まだ続き、生涯、こうした傷を負う人が増え続けているのです。

 

 

◯教育の目的

人は、自分でしか学べません。誰であれ、その手助けしかできません。

教える知識ややり方などは、ツールに過ぎません。

教育の目的は、自ら学ぶこと、学べるような能力を開発することです。そして、自信をつけていくこと、自分を愛するようになれることです。

ですから、ノウハウとかやり方に対して、正しいとか間違ってるとか、ごちゃごちゃいうようなこともなければ、そういうことをいう人を相手にする必要はないと思っています。

 

◯リーダー

リーダーの仕事は、組織を機能させることです。いくら正しく理屈に合っていても、機能しなければ何もなりません。周りの人が動かなければ、意味がないのです。

誰よりも自分が知っているのに、皆が指示に従わないときは、そうでないことが多いのです。ただの独りよがりです。

 

◯日本のエリートの条件と自己改革

2代目3代目は、その父親に盲従させられていくので、自尊心が低いことが多いようです。コネ入社組も似ています。日本では、エリート全体にその傾向が強いと思われます。

で、自分が利用できる人をかわいがって、優秀な人をやんわりと潰したりするのです。

あらゆる機会を通じ、逆らえない部下にしていきます。まわりからもそういうプレッシャーを与えます。

やがて、優秀な部下は、気配を察して、自分で忖度し始めます。元々、そういう素質、性格があり、それで選ばれたのですから、相手の価値観でふるまうまで、さして時間はかかりません。なにしろ出世が、その順なのですから。

日本の学歴エリートは、そういう人たちの組織です。偉い人に叱られるのが怖い人たちなのです。変わらないことが優先されるから、変えないのです。

 

その自己改革は、なまじ仕事のできない人より難しいです。価値観をひっくり返し、パラダイムを変換させなくてはならないからです。

かつては、定年してもわからない人が多かったのですが、定年前や熟年離婚で、気づけるようになりつつあります。できたら、早く気づくことでしょう。

 

まずは、自分よりも優れた人間を使えるようになることが必要です。

 

私は、その人のまわりにその人より優れた人がいるかどうか、どのくらいいるかで、その人の真の実力をみます。少なくとも私はいつも自分のまわりに、自分よりもずっとできる人を何人もおいてきたからです。

 

魚より釣竿、それももらうのではなく、自分で作るところから始めるのです。

 

SNSなどで、クローズされた問題がオープンになるのは、とてもよいことです。

いろんな視点から物事を見られるようになるからです。