fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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日本人気質と保守性の打破を

黙祷、東日本大震災11年目。

 

ゼレンスキー大統領が、以前、俳優として、ドラマに大統領の役で出演したとき、携帯電話に「EU加盟が決まりました」とかかってきたが、それは、ウクライナでなく、モンテネグロの間違いだったと言う場面がありました。モンテネグロは、2017年の6月にNATOには、加盟できているのですね。ハンガリーは、どちらにも加盟しているのです。

 

国のトップ、プレジデントなどの任期は、各国が独自に定めているのでしょうが、国際的な条約で、3選は、禁止にして、そこを変えてはいけないことにしたらよいと思うのです。今、できることではないことは、承知の上ですが。

 

韓国は保守系の大統領に変わるので、少しは日本と関係が良くなる方に期待したいですが、どうでしょう。前検事とはいえ政治経験のない初の大統領です。ゼレンスキー大統領のように、なまじ政治経験などない方がうまく国をコントロールできると思い始めたのです、

この日本でも。周りの意見を聞いて、「遺憾です」だけを言うのなら、誰にでも務まるわけです。しかし、人気があるからといって、政治を知らない人間がトップに立つことほど危ない事はないので、私のこの考えは危険だと思います。しかし、もう変わらなくては、ということで、日本も足元に火がついています。

 

今も変わらぬ日本人気質と、その社会について、まとめてみたいと思います。何十年か前と同じようなことで恐縮ですが、大して変わっていないので。

 

◯過労死

日本のドラマなどでは、役所や会社など自分の属する組織を守ろうとして、全員で頑張り、ときに徹夜でみんなのために働き、それで絆を深めるようなシーンが、少なからずあります。

それが見ている人にも感動や快感になったりします。

いつのまにか、みんなで忙しくすることがやりがいと植え付けられます。

それは、脳には快感なのですが、肉体の方が疲労こんばいすることになります。その勢いの中でついていけない人も出てくるわけです。

過労死という日本語が、馴染みとなって久しいです。

 

◯日本の正規雇用問題

日本では、正社員にすると、簡単にレイオフができません。そのことは、生涯、囲い込んで、やめにくくなるために、会社にとって利点もあったのです。特に若者が多いときには。

しかし、労働市場の自由化は、妨げられます。キャリアを積んでの、よりよい条件での転職も難しいです。

当然、会社は、派遣など非正規雇用で、負担やリスクを避けようとします。

その結果、組織の中で、内と外ができ、内は、上司を見て仕事をするようになり、会社に忠誠を誓うわけです。縦割りは解消されず、セクショナリズムの弊害も大きくなるのです。

どう考えても、国際社会や知的財産を活用する時代に反しています。

 

◯職人気質

私たち日本人は、失敗に対する恐怖心や不安が大きく、新しいことや挑戦がしにくいし、間違ったことをいわないように、発言を控え、目立たないように振る舞うことが、一般的です。

能力の不足ではなく、生活環境やまわりの人との関係で、そうしてきたのでしょう。その方が日本においては生きやすいということに他なりません。

自立することがリスクを伴う、それに対して、なかなか挑めないわけです。アウトロになるよりも、安定で安心という保守的な立場をとります。しかしもはや、安定した職場などないのです。

Twitterへの書き込みやFacebookの「いいね!」など、周囲からの承認欲求が強く、それが今は、出世できない会社よりも生きがいや報酬となろうとしているかのようです。

見知らぬ人に役立つ情報を精力的に提供し続けるのは、なかなか大変なことだと思います。あたかも無名の職人たちのようです。

 

副業のススメなども悪くはありません。

同じことをやっているようにみえるなかで、2極化が進んでいるのです。しかし、こういうプロセスを経て、次の時代が来るのなら、このスピードを上げなくてはどうしようもないとも思うのです。