◯日本を代表する人物の能力
日本の歴史上の人物で、国際的に通じる偉人を選ぶとしたら、誰でしょう。いろんな見方があると思います。例えば、千利休と葛飾北斎では、どうでしょうか。
北斎については、Mr.ジャポニズムみたいな存在で、西洋に文化力でのショックを与え続けているので、いうまでもないでしょう。
千利休は戦国末期の茶人ですが、信長や秀吉らの権力者と茶器などを作る職人とをプロデュースをしました。これまでアートと思われなかったような日常の道具に美的な感性を表現したのです。それ以降、ずっと日本人の生活、精神風土に大きな影響を与えているといえましょう。
プロデュースには、ファンクッションとデザインとストーリーの3つが必要ですが、最終的には、ストーリーが決め手となります。どんなに真似されても、オリジナルの価値が保てるからで、つまり、それは、世界観ということです。
◯マインドフルネスで捉える
マインドフルネスとは、今この瞬間に注意を払うことで浮かんでくる意識です。評価や判断をすることなく、意図的に行うといいます。これは、マサチューセッツ大学医学大学院のジョン・カバット・ジン博士による定義です。
今ここの状態での自分を感知することを、セルフウェルネス、自己認識ともいいますが、
自分の状態とは、自分の強みや弱み、価値観、指向性など、自分の内側にあるものです。
そのための手段として、瞑想を使うのです。
このとき、こめかみの内側の島皮質と額の前頭前野の厚みが増すそうです。
最終的に行き着くところ、自分の世界観が、こうして把握できることもあるのです。