NHKの朝のニュースで、映画「ひまわり」の再上映が日本で広まっている報道がありました。このブログに書いた、この出来事は、3週間以上も前となりました。コピーしときます。
<ウクライナ南部のヘルソン州で地元の女性が、ロシア兵に詰め寄る動画がアップされました。2/24。女性は「何をしに来た!」と詰問、「ヒマワリの種をポケットに入れてって。あなたたちが死ねば、そこからヒマワリが生えるから」と命がけで抗議したそうです。
映画「ひまわり」は、ウクライナのこの地で撮影されました。1970年です。あれから、半世紀以上経つのに、そうしたドラマが次々と現実に起こっているのでしょう。>
追記すると、この映画は、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演したイタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカの合作映画で、ヘンリー・マンシーニが担当した主題曲は世界中でヒットしました。私には、ソフィア・ローレンが、音楽とともに強く印象に残りました。ある意味でイタリアとの出会いだったのかもしれません。
ウクライナの問題は、台湾、そして沖縄、
北方領土、そして北海道にリンクしてみえてきます。
◯日本人の気質、体質について
日本人の気質、体質として、よくいわれるのは、
自己肯定感が低く、情熱に乏しい、
失敗するくらいならしない方がよいと考える
みんながするからで、なんとなくする
裏切りとなるようで依頼を断れない
NOをいえない。
人より前に出ない
目立つと攻撃されると思う
アウェイを受け入れない
言語化をしない。
ストレートな表現、議論、論理的な突き詰めを嫌う
全ての人がそうではないし、全てに通じることとは思いませんが、
また、これらはよい点でもありますが、
さまざま社会問題の解決の妨げとなっていることも否めません。
◯日本の政治と構造
こうして、日本の政治で、実行されていくプロセスも、およそ決まってきます。
まず陳情から困っている人たちを助けるという名目で政治家は動きます。
なんらかの形で立法化します。できるだけ、土木関係、ハコモノ建設での解決にもっていきます。大きな予算をつけやすく、追加予算もつけやすいからでしょう。中抜きもしやすい、、。
そうした業界、企業、グループ会社に金が流れます。
それを政治基金に環流します。
結果として、ひと握りの利権者に富が還流されます。
悪代官と越後屋の構図が、今も生きているのです。
◯沖縄の場合
それが著しいのは、沖縄です。日本人のなかでも、ここにあげた気質、体質を強く体現し、政治の構造は、まさにこのように固められています。
基地の補償として、産業経済振興を目的として国税が注がれ、結果、地域経済の発展を歪めるようになったのです。莫大な累積補助金がこれほど実を結ばず、ザルに水だったのは、その二つが備わっていたからに他なりません。
自分たちの力で、事業を立ち上げ、稼ぐようにしないと、地元の産業力はつきません。
リスクをとらない事業では、クリエイティブさもなくなってしまいます。
やがて、全てがコネクション、人間関係になり、ズブズブになっていくのです。
これまでの慣習の持続が、もっとも経済合理性に見合うようになってしまうのです。
戦後、アメリカが日本に行ったことが、こういう結果になっています。ただし、本土は、力をつけすぎたため、アメリカの対応が、アメからムチに変わりました。しかし、肝心なことは、このムチのときに、もっとも日本の産業の力がついたことです。
◯行動から解決へ
問題が解決しない構造とは、問題を起こしている人でなく、それを告発したり批判する人に問題があるように責任を転嫁し、ときに加害者のようにあげつらうことです。
これを変えていくことです。
自分は重要なことを知っている。
自分はこうすればよいという確信がある。
ならば、
他人の目を気にしない。
嫌われる勇気を持つ。
失敗を恐れない。
そして、
自分を恥じない。
隠し事をしない。
我が道をゆくように、頑張りましょう。