◯KADOKAWA LGBTQ翻訳本の刊行中止
KADOKAWAが、来月、刊行予定の「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行中止を発表しました。
この問題は、書籍の告知内容とそれへの批判、そして、出版社がそれを認めての謝罪、刊行中止ということで、著者や本の内容は、まったく蚊帳の外におかれたままだったようです。
その話題のつくり方にトランスヘイトがあったのですから、商品でなくCMの炎上ということです。かわいそうなのは、著者とこの書籍で学べる機会を失った人、当事者たちです。
エンタメのKADOKAWAらしくもありますが、慎重に言論を扱うべき編集者が、週刊誌やワイドショーほどにも、時流も人権の何たるかも読めないで起こしたお粗末な告知とその対応であったと言えましょう。他の出版社からでも日本で刊行され、正当に議論されることを望みたいものです。
ザ・プロファイアーで、オッペンハイマーが、放映されました。12/14、19 NHKBS
<ザ・プロファイラー 物理学者オッペンハイマー~原爆を生んだ科学者の罪と罰~
原子爆弾開発の科学リーダーだった物理学者オッペンハイマー。なぜ原爆は開発され、使用されてしまったのか。彼は何をし、何をしなかったのか、その生き様をプロファイル!>
◯映画「オッペンハイマー」日本公開に
<クリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』が、
2024年に日本公開されることが決定。
今年7月21日より全米公開、現在世界興行収入9億5千万ドルを超える世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画作品として歴代NO.1を獲得。>
<配給会社からのコメント
「弊社ビターズ・エンドは、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を2024年、日本公開いたします。本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。」>
この議論と検討がどのようなものか、一年遅れならまだよいのかと思いますが、こうしたものこそ、早く上映されるべきものであって欲しいと思うのです。
これも、このまま中止なら、まさにキャンセルカルチャーでした。
<「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマー、世界の運命を握ると同時に世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えた一人の男の知られざる人生。
クリストファー・ノーランが監督、脚本、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが出演。>