◯諸刃の剣
世の中も変わり、
弱者が声をあげ、それも拾い上げられるようになりました。
ただ、それはよいことばかりではありません。
被害者だけが、犠牲者となるのではないからです。
この流れで、どんなことも被害と思い込んでしまうことも多くなります。
感情ですから、個々に異なるし、
なによりも、おかれた状況で左右されがちなのです。
つまり、現在が幸せなら肯定的に、
不幸に感じていると誰かや過去のせいにしたくなるものです。
ジャニーズでは、成功したスターからは、
なんら、告白も告発もありません。
本当の悪は、空気、
それを生み出すのは、感情です。
以前と変わらず、伝統という名で、
澱んでいる空気です。
宝塚のモットーである
「清く正しく美しく」#、は、
諸刃の剣です。
そういう絶対的に清潔なモットーは、
そうでないものを排斥する、差別やいじめの
大義名分、スローガンになることを
アートに関係する者なら知らないはずがないのに、
形骸化していくのです。
だから、対応が後手に回り、
見え透いたその場しのぎの言い逃れになるのでしょう。
馳浩知事と同じ、裸の王様です。
日本の社会が強度の同調圧力、この空気で動くことには、
再三、触れてきました。
たとえば、下記にあげた25箇条#の内容には、危険なものがあります。
どうとでも都合よく使える因縁づけのようなものがかなり含まれています。
#清く正しく美しく
宝塚歌劇団のモットー
そのために掲げられている【ブスの25箇条】
笑顔がない
お礼を言わない
美味しいと言わない
精気がない
自信がない
愚痴をこぼす
希望や信念がない
いつも周囲が悪いと思っている
自分がブスであることを知らない
声が小さくイジケている
なんでもないことに傷つく
他人に嫉妬する
目が輝いていない
いつも口がへの字の形をしている
責任転嫁がうまい
他人をうらやむ
悲観的に物事を考える
問題意識を持っていない
他人につくさない
他人を信じない
人生においても仕事においても意欲がない
謙虚さがなく傲慢である
他人のアドバイスや忠告を受け入れない
自分が最も正しいと信じ込んでいる
存在自体が周囲を暗くする