続きです。
◯エンパシーとシンパシー#
この小説のなかで、『東京同情塔』である刑務所は、シンパシータワー、
ですから、犯罪者は、同情すべき人々ということです。
寛容な社会の行き着くところです。
そのネーミングから、高輪ゲートウェイ駅、
内容では、上野千鶴子さんの東大での新入生歓迎の辞など、
巷の出来事が、いくつもクロスオーバーしました。
同じ時代、同じところで、ほぼ同じ目線で生きている、作者への、エンパシーです。
エンパシーは、共感で、同情しないけれども、理解はできるという態度です。
ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」です。
シンパシーとは、かわいそうな人に、心からそう思うこと、同情です。
小説にかぎらず、およそ読むに耐えない文言は、巷に溢れています。
このブログも含め、かなりの部分は、
やがて完成度をあげてくる生成AIで代用できそうに思います。
タイトルづけもうまいです。
では、何が残るのか。
偶然の閃き、関係なさそうな事象の結合、新しい発見、発案などは、
AIには、簡単には、できないでしょう。そこからの論理構築は?
私もそう簡単にできないところです。
だから、そこをがんばらなくては、と思うのです。
料理の下準備、いや、仕上げ?
手間暇かかるところは、残ります。
人間のなすべき仕事、クリエイティブなところです。
なんか、よくわかっていない。
#EmpathyとSympathy
<同情(sympafhy)は、他人の状況を思いやり、支援する能力。
共感(empathy)は、他人の状況や感情を読み取って共有し、効果的かつ適切な方法で対応する能力です。>
ちなみに、Compassionは、一緒に苦しむ耐えるニュアンス。