演歌歌手の八代亜紀さんが、急速進行性間質性肺炎のため死去。73歳。12/30
中村メイコさんが、その翌日でした。
まるで昭和の終わったときのように、昨年から著名人の死が続いているように思います。
いえ、結局、歳をとるにつれて、どんどんと近い時代を生きた人、親しく感じていた人との別れが多くなっていくというあたりまえのことを、
誰もが通る人の道を経験していくわけなのでしょう、これからも。
◯時代錯誤のおじさん
前にも述べましたが、「こんなこと言うと、セクハラだと思われるだろうけど、、」と前置きをしてのセクハラ発言をする人は減りました。
「ハラスメントと思われたら嫌だけど、、」と前置きをして述べる人は、まだいます。
やがて、いなくなるでしょう。
このようにして、時代は変化していき、新しい社会の価値観が浸透していくのです。
「エルピス」で長澤まさみさんの演じる女性アナウンサーが発した言葉に
「おじさんたちのメンツとプライドは、地雷なの。死んでも踏まないように歩かなきゃいけないんだよ。」
というのがありました。
正月のTVでは、奥村チヨさんの「恋の奴隷」が流れていました。
「だからいつもそばにおいてね 邪魔しないから悪い時はどうぞぶってね」という
なかにし礼さんの詞で、55年前のヒット曲です。
奥村さんは、八代亜紀さんの3つ年上です。名古屋のケーキ屋さんの会でお目にかかったのは、いつでしたか。
強者男性は、その地位を得るために、最初は、年配者に対して自らは弱者男性として振る舞い、忖度し、我慢、忍耐をしてきたわけです。
で、それと同じような負担を、そうでない人にも、若者や女性にも押し付けがちだったわけです。
ところが今や、その流れは切れつつあります。
それを読めないおじさんたちは、そのメンツとプライドで、自爆しているのです。
地雷原のような世の中で、行き場、逃げ場を失いつつあります。
早く気づこう、独りぼっちになるまえに。
#エルピス