◯感染要注意
日本では、去年の1月の第6波から、この第8波までのオミクロンで、昨日までのコロナ禍の全死亡者59,415人のうち、この一年だけで死者4万人を超えているのです。多くは、この一年、しかも今がピークなのです。
私は、コロナ禍には、詳細不明の初期を除いて、「死ななければよい、後遺症は困るけど」で、「感染者数は無視して、死亡者数だけに着目」と言ってきました。なので、昨年からは、これまで以上の厳戒体制を敷いています。
皆さん、特に高齢者は、お気をつけください。
<厚生労働省によると、新型コロナウイルスによる全国の死者数は463人で、1日の発表としては、最多になりました。また、国内の新たな感染者は、23万8654人で、静岡県と岡山県で過去最多となりました。1/7>
◯社会を語る
私たち日本人が、政治や社会のことをあまり考えず、語らないのは、お上に任せてきた長い習性があるからでしょう。
また、それを語ろうとすると、国語#になってしまうからではないでしょうか。方言や地元の日常言葉では、身近なことは語れますが、国会の論議や政策などは語りにくいですね。
多分、そういうものでないところで語られているのが、政治や社会であると感じるのでしょう。
欧米のスポーツやアーティストの取材番組では、とてもラフでフレンドリーなやりとりがインタビュー後、行き交います。ほとんど、タメ口です。しかし、日本では、ていねいな受け答えです。
もちろん、ベテランとなると、「ブラボー」なんていえますが、これとて日本語でないでしょう、「すばらしい!」とも「すげえ!」とも、いえない。
先のワールドカップ、ABEMAでの本田圭佑選手の解説が、共にプレーした選手は、ニックネームやそのときの呼び名、後輩には、さん付けで、話題になりました。
関係が冷めてくると、ていねいによそよそしい言い方になることは、以前、取り上げました。だからといってタメ口は、使えないですね。敬語以上に複雑なのが日本語の使用法なのです。
歌でもお笑い芸どころか、世間話でも、なかなか政治や社会批判に結びつけにくいのです。
◯庶民の言葉と話し言葉
日本語を大きく分けると、従来の方言なども含め、下町言葉、庶民の言葉とあります。
国民の言語とは、声で話す言葉でした。そして、その話し言葉を反映した文体が、発明されていったのです。方言と標準語の違いのように理解してもよいでしょう。日本での言文一致運動も、この文体の発明に伴って進行したのです。
◯言語と出版
なによりも出版物を介して標準化された言語が、国語の原型です。ヨーロッパでは、ラテン語から、それぞれの国の言葉に変わっていきます。印刷物が販路拡大のために、資本主義と結びつき、俗語を国語にしていったのです。
参考