fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の生活と身体の変化

戦後、大きく、日本人の生活様式、 食生活が変わりるにつれ 身体の西洋化もなされたのです。 私たちの世代は、同性の親より大きくなりました。 しかし、平成以降、伸びとどまっています。 私は、原始時代から少しずつ、寿命と共に 人類の身長は伸び続けてき…

文明開化と富国強兵での軍楽

音楽は、愛国心を鼓舞するために有用です。 日本も、開国後、先進国になるために、 そういう音楽が必要だったのです。 勇猛果敢で迫力、感情揺さぶる西洋の音楽には あるとみなされました。 つまり、軍楽が優先されたのです。 日本の伝統音楽では対応できな…

両性具有と中性化

文明国は、軟化していき、周辺から出てきた 野蛮な国に侵略されていくのが、歴史の常です。 日本のロックなどは、歌謡ロックでした。 昭和まで、大の男や関脇が、 演歌で女性の悲哀を歌って、 ヒットさせてきました。 こうした両性具有性は、歌にもよく表れ…

同質性を高める日本

それが、もし女子力ゆえなら、日本はあやういです。 女性が自立していくのなら、 男性にはより男性性を求めるのが 生物的には、本能的には、しぜんなことです。 欧米は、そうであり、 ヒーローは、相変わらずマッチョです。 日本では、男性は一部を除き、 中…

消えゆく侍、大和男児

今の日本人男性は、 女性が欧米化しつつなかで、 どこに相手を求めるのか、 それもまた、バーチャル世界へのアプローチと、 そうなりつつもあるのでしょう。 もちろん、日本では、 男性はマッチョ的な男性性でなく、 侍であったわけですが、 もはや、大和男…

未熟と受け身を愛でる日本

日本のやさしさ、かわいさ、 つまりは、未熟を愛でる文化が 世界のマッチョな国では、 そこから阻害される人たちにも やさしく向けられるわけです。 昭和の時代でしたが、 日本人女性と結婚する欧米人男性は 「やさしい」 あるいは、繊細で弱い、 もしくは、…

JPOPSが世界へ(34)ファンサブで歌う

今の時代ともなると、 歌詞の意味は、すぐに翻訳できるので、 音声でも外国語で歌えるようにできるので、 ボーダレスになるわけです。 ファンサブとは、ファンが字幕をつけること、 アニメ番組やそのカラオケにも。 つまり、海外のアニメファンが訳して字幕…

JPOPSが世界へ(33)日本語の受容性

日本語は、受容性が高く、 変化が激しい言葉です。 それゆえに古くなるのも 早いのですが、 廃れてしまうために、 リボーンもするのでしょう。 ジェフ・バーグランドさん、 「日本語っていいですね」で、 好きなことばは、「お先に」、 英語はafter youしか…

JPOPSが世界へ(32)日本語の歌詞の世界

外国人とJPOP 最初、メロディから入り、 歌詞を知ると共感される。 歌われているのは、自分のことだと。 日本の歌詞は、きめ細かいのです。 時代の片隅に焦点を当てます。 個人の感情、特にポジティブな面より、 ネガティブなところを救い上げます。 みんな…

JPOPSが世界へ(31)人間の取り扱い

ビアズリー こうした海外と日本の差は、 ちょうどプロレスのレスラーと ゲームのストリートファイターの違いかもしれません。 どちらに魅力を感じるのか。 社会が高度になるにつれ、 肉体で競う競技、格闘技やスポーツは 人気が高まる、 デジタルIT社会でも…

JPOPSが世界へ(30)擬人化世界

若い人の一部では、 人間の声は強すぎて嫌だけど、 ボーカロイドだと心地よい。 元々、森羅万象、八百万の神々、 アニミズムの世界観から、 ロボットやデジタルに対して、 過剰なまでの親近感を いただいてきたのが日本人です。 機械やモノに対しても、 友人…

JPOPSが世界へ(29)弱化する人類たち

私は日本のポップスが 世界中に、 特に1980年代のものが シティポップスとして再興されたときに、 それは戦後の日本人のように 人類全体が弱くなってきているから と述べました。 アニメや漫画、映画の影響もありますが、 クールジャパンとは、カワイイ文化…

JPOPSが世界へ(28)内容の伝わらない声

川島明さんを除いては、よい声というよりは、 好き嫌いがはっきり分かれる声、特徴ある声、どちらかというと変わった声です。 いえ、昭和の時代の大人からであれば、あまり好まれなかった方の声にあたります。 あの本人談の「内容の入ってこない声」というの…

JPOPSが世界へ(27)あのちゃんの声  /ヨシタケシンスケ展

ヨシタケシンスケ展 あのちゃんの声は、「タミ(国民)様のお告げ&天才番付SHOW」(4/12)によると、 視聴者には、いやされるとか、一度聞いたら忘れられない声と言われていました。 ちなみに、この番付、1000人に聞いたもので、 10位から上げていくと、 YOU、吉…

JPOPSが世界へ(26)声の個性からの忌避

4月、注目したいTVドラマ 「キャスター」「人事の人見」「なんで私が神説教」でしょうか。 人間の声は、同じではありません。 声は、大きな個性です。 聞くと、瞬時に誰の声かわかるでしょう。 その分、人間の声だと生々しい圧があるということです。 人にも…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(25) 余白の日本文化

人間性とは? 人間のある面、 無駄無理不合理、 義理人情、情け、浪花節などを 今や、タイパで排除、 家も結婚相手も親友も子供もいらない? 日本の余白の文化は、表より裏 光るものより隠れるものに惹かれる、 陰翳礼讃、 俳句、枯山水、能楽、怨霊、能面。…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(24)空っぽの器と個性

今の若者には、 人間性個性、が出ないものがよいと気づいたのは、 初音ミクというボーカロイドの開発、 そこでのまったく新しいクリエイターらの曲のヒット、 ダメ押しとしては、そのライブコンサートの盛況から、でした。 そこから、YOASOBIのコンサートま…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(23)イージーリスニング好み /何もしない国日本

<加藤勝信財務大臣「政府としては石破総理がおっしゃっているように、消費税の税率について引き下げることは適当ではないと申し上げているわけですので、その考え方に何ら変更はないということです」> いまさらですが、消費税をなくせば、消費税のかからない…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(22)言語化力の乏しい国

対話やディスカッション、弁論などの根付いていない日本では、 そのため、大きな混乱のさなかにいるわけです。 ことばでいわなければ通じない国になりつつあり、 また、そういう価値観で育ちつつあるからです。 これは、ハラスメントから熟年離婚をはじめ、 …

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(21)パワーから、やさしさへ

私の記憶では、 2000年くらいを境に、 一般企業でのヴォイストレーニングで 求められるものが大きく変わりました。 「大きな声でしっかりと返事ができるように」 などから、 「相手に心地よい声で伝わるように」と。 つまり、パワーや覇気ではなく、 心地よ…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(20)クールジャパンと歌

自分で歌うのは大変、 バンド組むのも一苦労、 でも、今は、打ち込みも、 絵や映像も自分でつけられます。 強烈な個性、キャラをはずしたもの カリスマ、スター、リーダーでないものでも、 バズる可能性が、、 これこそ日本の生み出したゆるキャラ文化と 通…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(19)クールジャパンと歌 /トランプ関税

◯トランプ関税 今日1ドル145.76で、関税の24パーセントを掛けて、34.9824で、 その分、引くと、110.7776円です。 振り返ると、2007年から2021年の9月まで、1ドル110円以下です。 2011年10月は、75円でしたね。 つまり、輸出企業は、その間の為替差益で、 プ…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(18)日本語で大ヒット

日本の勝機というと、 日本のホラーが、ブラッドなものから 心理的なものに変わったのを思い出します。 そう、「貞子」、鈴木光司#さんらの世界です。 「リング」は、1991年出版、1998年に映画です。 私は、ディズニーができてしばらく経ったとき、 中国で暗…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(17)昭和からのヴィジュアル路線

海外でヒットしないのには、歌い手の実力不足もありました。 もとより、日本のポップスは、向こうの影響下で、ヒット作品をコピーしていたのですから。 グループサウンズあたりまでは、やはり、二級品だったのでしょう。 いまもビートルズは喫茶店などでもか…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(16)未知からの解放

それにしても、シティポップスにしろ、 確か「夜明けのスキャット」あたりからでしょうか、 リバイバルヒット。 そういえば、 坂本九のsukiyakiも、 向こうのプロデューサーが見つけて取り上げなければヒットしなかった。 ピコ太郎と同じ、いや、この場合は…

堀内誠一展 

◯「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」 会場で「anan」の創刊号を手にとることができた。 その頃、日本はきらめく才能で、本当に輝いていたのだと思います。 1970年、先の大阪万博の歳です。 庶民レベルでは、太平洋戦争は、大正生まれが戦い、 日本の復…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(15) 日本語での歌唱

にほんか、にっぽんか、 にほんばしもあれば、にっぽんばしもあるのです。 それどころか、苗字でさえ、正式でなく読まれていても 本人ももう直しません。 キリがないというより、さして重要視していないのです。 いい加減ですが、この曖昧さが、日本の文化と…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(14)日本語の特徴

日本語が難しいのは、特に読み書きにおいて、です。 文字が難しいのに反して、音声は簡単なのです。 文字は、漢字、カタカナ、ひらがなと、日本人でさえ、中学校まで 何年もかけて学びます。 それ以降も、難読で悩まされるのです。 日本では、取り決めは、文…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(13) ガラパゴスの魅力

一番、貢献したのは、アニメ、マンガのTV番組の海外での放映でしょう。 私は、イタリアでスラムダンクを見ました。 セリフは吹き替えでしたが、 主題歌は、日本のものをそのまま使っていて、驚いたものです。 映画やマンガ本の大ヒットもあるでしょう。 さら…

ポピュラー音楽 JPOPSが世界へ(12)言語の壁は?

海外への普及において、これまで、 もっとも問題だったのが、日本語といわれていました。 でも、今や、ほぼすべても曲は 日本語のままでヒットしています。 これはどうしてでしょう。 それについて、私は、 英語圏以外の言語の歌も世界的にヒットしてきたの…