弱者救済、セーフティネットは必要
でも、頼りすぎるな、
弱者でい続けるな、
ということの論を張ってきました。
最近、よく話題になっているのは、
ベーシックインカムの導入、
確かに、今のように、複雑に税をとり、複雑に配分して、
生活保護費などに充てるより、効率的と思われます。
しかし、その複雑さを担っている人もどのくらいいるのか、
手間を省くのは、人件費の膨大な削減になるのですが、
役所がひとつ、いらなくなる、
そこでの手間には、
それなりに必要なこともあると思うのです。
生活保護で支えるというやさしさも、
生活保護費の申請を認めないという厳しさも、
なかなか難しい問題で、
それをギリギリで解決する手段として、
人が対応しています。
生活できる最低限の支援をするのは、賛成ですが、
その配分や額をベーシックの名のもと、一律にするのは、
技術的には可能でも、
日本のような大きな国では、かなり難しいのではないかとも思うのです。