fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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いつまで新卒採用?国際政治

◯国際政治の勉強

フランスのマクロン大統領とEU首脳のフォンデアライエンが中国を訪問します。

台湾の国民党の馬英九・元総裁が上海を訪問。民進党蔡英文・総裁が訪米するのに対抗ですね。

どの国とどの国の首脳が、どの国であったのかを一覧にすると、いろんなことが見えてくると思います。今や、国際政治は、そのまま、経済や社会、文化にも関わってくるのです。

 

 

さて、新入社員の入社式などが、例年通り、報じられています。コロナ禍以前に戻りつつあります。この3年、なかったかのようにしては、また「失われた30年」が延長するだけです。

 

◯日本の受験競争

受験競争には、よくない点はたくさんありましたが、ある意味で、自分の能力の限界や得手不得手を知るのに、よい機会でした。

どんなに努力しても、かなわない人たちがいることを知る分には、競争は有益なことだと思います。ほぼ同学年での日本人で、競うなら、わかりやすいからです。

受験勉強の悪いところは、点数をたくさん取った人が、ランキングの高い大学に入る、そこまではよいのですが、それが、その後の人生においても、優遇され、社会的に高い仕事で高い報酬、よい人生を得られるように、勘違いさせてしまうところです。

また、同期での出世競争、大学の派閥争いなど、狭く限定された受験競争の延長で人生を送ってしまう人が少なくなかったことです。

 

日本の社会体制の終焉

日本の場合は、新卒採用での年功序列、終身雇用制で、今までそういうシステムでもあったわけです。受験の成績での優劣が、生涯続き、年金にまで、反映されていたわけです。

しかし、もはや、これは、崩壊しています。

まずは、日本の一流とか思われている大学の実力など、世界では、三流にすぎません。日本では、修士や博士は、好まれませんが、日本を出ると、エリートは、博士以上の高学歴か、そうした起業家です。英語はもちろん、何カ国語も話せる人もいたるところにいます。

 

未だに日本では、誰でもできる仕事を専門性の高い仕事だと思い込んでいます。

今、人材難で、する人がいないから、ありつける仕事、最低賃金として報酬アップしている仕事は、代わりのきく仕事です。それは、他の人に、そうでなければ、やがて、ロボット、AIに変わられていくのです。

日本自体が、もはや、とても狭い井戸なのです。