ほんとに上にまかせてたらどないなるかわからないということは、嫌というほどわかってきている、今の日本、今の世界。漠然と生きてはいないか、私たち!
母親が国防婦人会の活動をしていた大阪の久保三也子さんのことば、92歳の今も世の中の動きに目を凝らし新聞を読んでいる。
<ただ漠然と生きるの 嫌やもん。私は私なりの考えをちゃんと心に持ってたいのよ。まちごうてるかもわからへんけど、最低、私はこんないっぱい読んだり聞いたりして。「私はこうや」って思うことをしてきた。そうやないと戦時みたいに偉いさんが「わあー」って言って、「ハイ」言うてやっとったら、どないなるかわからへん。世の中ってね、ちゃんと見とかなあかんな思うで。>(「銃後の女性たち〜戦争にのめり込んだ“普通の人々”〜」8/14NHKスペシャル)