fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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ホルムズ海峡その後

◯イスラエルによる管理戦略〜イランを弱体化させ存続させる

 

 イスラエルの対イラン戦略は、単なる国家の破壊ではなく、弱体化させた状態で敵として存続させることにあるという見方ができます。これは自国の覇権と利益を最大化するための計算された戦略です。

 

 イスラエルは、トランプ政権にイランに関する情報を戦略的に提供、アメリカの対イラン政策を強硬化させました。

 トランプは、政権の親米化、ソフトな転覆を期待していました。しかし、イスラエルの狙いはイラン体制の崩壊ではなく、革命防衛隊を中心とした強硬派体制を弱体化させることにあったのでは。イランでは強硬派が権力を強め、イスラエルが望む対立がより強固なものとなりました。

 

 これは、イスラエルが、ガザ地区で行ってきたのと似ています。

相手を完全に壊滅させないことで、占領に伴う戦後復興や統治の責任を負わずに、軍事的な介入を正当化し続ける。敵対勢力を残しておくことで、周辺国や国際社会に、自国の安全保障の正当性を主張しやすくなります。

 

 ガザでの人道被害にも、国家レベルでの厳しい制裁は限定的、つまり、多くの国が事実上黙認している現状から、イランに対して軍事行動を起こしても、国交断絶や経済封鎖などは避けられると判断したはずです。

 

 イランとの緊張状態は、ホルムズ海峡の不安定化に直結します。中東のエネルギー供給が不安定になれば、アメリカ合衆国のエネルギー輸出が増加し、大きな利益をもたらします。この金融・エネルギー操作により、ドル体制も延命されます。

 

 これが続く限り、中東の不安定な情勢は、今後も断続的に続いていくようです。