fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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堀内誠一展 

◯「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」

 

会場で「anan」の創刊号を手にとることができた。

その頃、日本はきらめく才能で、本当に輝いていたのだと思います。

1970年、先の大阪万博の歳です。

庶民レベルでは、太平洋戦争は、大正生まれが戦い、

日本の復興、文化芸術面では、昭和一桁生まれとその後あたりが担っていったのが、

よくわかります。

それを享受していたのが、団塊の世代、今や、後期高齢者です。

このところ、鬼籍に入る人が多く、諸行無常の響きが聞こえてきます。

 

<雑誌『anan』や『BRUTUS』(ともに平凡出版、現・マガジンハウス)のアートディレクション、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)の絵で知られる堀内誠一の展覧会。

堀内のデザイナーとして、新時代を切り開いた雑誌作り、絵本作家として描いた夢いっぱいの絵の世界、写真や著述にも広がる膨大な仕事を残した堀内誠一が手がけた『anan』49冊の魅力を味わう。

日本大学第一商業学校(現在の日本大学第一高等学校)中退。1947年4月に14歳で伊勢丹百貨店に入社。1948年、現代美術会展激励賞。1955年アド・センター株式会社設立。1968年から翌1969年にかけて澁澤龍彦とともに季刊誌である『血と薔薇』を編集した。1974年フランスパリ郊外に移住。ミニコミ誌『イリフネ・デフネ』(現『OVNI』)創刊に参画。1981年まで定住。1987年に下咽頭癌により死去。堀内がデザインした平凡出版(現マガジンハウス)の雑誌『an・an』『POPEYE』『BRUTUS』『Olive』は現在もなお、そのロゴが使用されている。>