私の記憶では、
2000年くらいを境に、
一般企業でのヴォイストレーニングで
求められるものが大きく変わりました。
「大きな声でしっかりと返事ができるように」
などから、
「相手に心地よい声で伝わるように」と。
つまり、パワーや覇気ではなく、
心地よい声質で、を問われ出しました。
受け手の好感ということに変わったのです。
男性体育会的から女性文化系サークルと
まとめてはよくないでしょうか。
というのも、その依頼は、
男性体育会的気風のある会社などから
多かったからです。
ある時期から
男性社会、とくに体育会系の価値観での
求められた声などが、
ハラスメント認定されかねなくなったのです。
価値の逆転です。
暴言を
使う言葉で判断する人も多いのですが、
本当のところ、受け止める側の感情ですから、
言い方、つまり、声の感じ方が、大きな要因です。
声の強さ、覇気、それが、ケースによっては、
暴力になりかねないのです。
昭和世代は、戦後教育で、
手は出すな、口で言え、
でしたが、
平成以降は、手を出せば犯罪、虐待となり、
口で言ったことさえ、暴言となれば、
処罰対象となったのです。