<米三大自動車企業「ビッグ3」に対しストライキを行ってきた全米自動車労組(UAW)、41日に及んだフォードでのストが終結しました。9/25
今後4年半の間に25%の賃上げを保障し、初任給を68%増の時給28ドル(約4200円)に引き上げます。現在賃金が最も低い従業員は150%増の賃金を受け取ることとなります。生活費高騰に合わせた手当の支給も復活。会社側が工場閉鎖をしようとする際にストライキを実行する権利を初めて勝ち取りました。ゼネラル・モーターズ(GM)とステランティス(旧クライスラー)では、2万8000人の組合員がストを続けています。>
多分、他社も合意に至るでしょう。日本とはずいぶん違いますね。
なんやかんやで、時給6,000円ほどに。月収100万円、年収1200万円、
日本では高所得者ですが、今のアメリカでは、ギリギリで低所得者のラインなのです。
◯給与格差
日本は、一人当たりの平均初任給でも韓国に抜かれました。初任給です。
スイスでは、800万円を超えています。アメリカで640万円、ドイツで530万円、シンガポールや韓国は300万円超えです。
各国の平均年収で比べてみると、アメリカが734万円、韓国が444万円、日本が408万円です。その間に、北欧やカナダ、オーストラリア、ヨーロッパの国々が入ってるわけです。
オーストラリアでは、バイトで月30万円と言ってました。最低賃金で1365円です。
物価の比較として、ビックマック指数があります。日本では390円ですが、インドでも329円。アメリカでは900円以上、カナダやノルウェー、スイス、イスラエルも同じくらいです。
アメリカでの低所得者は、大都市圏では、1200万円以下です。
日本では200万円以下からが低所得者と言われているのです。約6倍の差です。
物価を上げたら税収が増えるのは当然です。
その還元より、賃金を上げることです。