日本の会社のキャリアと老舗

ライフコーポレーションの清水会長死去

 スーパーマーケット大手ライフコーポレーションの創業者の清水信次氏が老衰のため、10/25死去。96歳。

 

 

◯人材争奪競争

NTT、NTTドコモNTTデータなどは、月額21万9000円〜の新卒採用社員(大卒)の給料を来年4月から14%引き上げ、25万円からとします。専門性の高い人材については、24%引き上げ、27万2000円からとします。

ここのところ、海外への流出も目立ってきただけに、そうせざるをえなくなった企業が増えてきています。私の新卒の頃は、新卒給料は、10年で10倍近くなったのですが、その後、平成でまったく上がらず、30年くらいで、2倍くらいになりつつあるのですね。

 

◯日本でのキャリアとは

日本の企業は、いまだに新卒採用、そこでコミュニケーション能力を第一にあげています。海外と違い、個人のスキルよりも表向き、人と仲良くやっていく能力が問われるのです。

大卒とか会社に長く勤めた人が認められやすいのは、日本人も日本の会社も、そこに価値を置いているからです。そこで何を成すのかではなく、学歴や職歴という持続忍耐力が信用となるのです。

忍耐力という実績をつくる、これもそういうチャンスがないとなかなか難しいわけです。

農村社会から工業社会で継承された年功序列制ならでは、キャリアです。

まあ、能力よりも使いやすい人材が欲しいのです。

 

それは、本来、年功がモノを言う、つまり、上司が優秀で実力があってこそ、成り立つのです。でも、そんなリーダーがいなくなり、尊敬される先輩も消えていきました。

学ばされるのは、非効率な業務としがらみだらけの人間関係への忍耐力だけを試される、3年もたたずに辞める人が増えるのもわかります。それを覚悟で選んだ就職したはずの官公庁でさえ、辞める人が増えてきたのです。(ここで、家庭教師トラコで扱いましたね)

 

◯新卒に人気がある企業は危ない

有名で一流の会社は、そういうことで希望して入る人が多いので、モチベーションが高くありません。仕事をしたいより、安定して暮らせることを求める人が入るし、企業も採用するからです。つまり、守りを固める人材なのです。

そこは、日本の終身雇用制の悪弊です。

 

かつては大きく資本力がある大きな企業だから、よかったのです。

しかし、今や、時代の変化に対応できなくなり、先がありません。

まあ、いつの時代も、企業30年が寿命、日本では、良くも悪くも、老舗#が世界一多いのです。

 

#老舗

老舗というと、創業100年くらいからでしょうが、日本には、創業1000年以上の老舗が、9社あるそうです。

金剛組 - 578年創業、木造建築工事業

池坊華道会 - 587年創業、華道茶道教授業

西山温泉慶雲館 - 705年創業、旅館業

古まん - 717年創業、旅館業

善吾楼(法師) - 718年創業、旅館業

田中伊雅 - 889年創業、宗教用具製造業

中村社寺 - 970年創業。木造建築工事業

佐勘 - 1000年創業、旅館業

一文字屋和輔 - 1000年創業、飲食店

 

 

#初任給推移 

1955年:8700円   

1960年:10800円  

1965年:21600円  

1970年 :  36100円  

1975年:80500円  

 

1976年:94300円 以下・大卒・初任給

1979年:109500円  

1980年:114500円  

1985円:140000円  

1990年:169900円  

 

2000年:196900円  

2010年:200300円 

2020年:   209014円

 

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