fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

亡国への危機感、個人の価値観

日本の危機管理の甘さ、締めます。やや振り幅、大きくします。

 

ウクライナ危機に学ぶこと

小林よしのりさんの「ゴーマニズム宣言」からの引用です。

<(日本ウクライナ文化交流協会政治担当部長の)グレンコーアンドリー氏の発言で、日本人とウクライナ人が似ている点として、

「自分からどこかを攻撃しようとか誰かのモノを奪おうとかいう感覚がない平和な民族性や対立が起きた際には、まず自分が譲れば相手も譲ってとりあえずの解決になるだろうと考える意識を挙げた」

「似ている点ととしては、平和ボケしている点ですよね。」

と。(SPA10/11-18)>

 

こうして鑑みるに、私たち今の日本人が当たり前に思っているようなことは、けっこう、理想で美徳で崇高なことなのです。

それで主な世界を感化でもしない限り、これまで、その甘い性善説のために全滅していった民族と、日本人も同じ運命をたどりかねないのです。

今の先進国の多くは、とんでもない数の動物も人間も、収奪して滅ぼしてきました、そのゴーマンな連中の子孫であることは忘れてはなりません。この500年、歴史が語っています。いや、この100年でも充分でしょう。

 

◯戦争の禁止

モディ首相がプーチン大統領に「今は戦争の時でない」と言ったように、

私も「もう戦争などする時代ではない」と思います。

国際法で、例外なく、戦争は殺人として禁じるべきで、殺人と同等の犯罪とみなすべきだと思います。戦争がよいなどと言う人がいないのに、戦争やそれと同等のことが起きるのは、戦争を望む人がいるからです。自分たちのために他の人を殺しても仕方ないと思う人がいるからです。いえ、ある状況下で、ほとんどの人がそうなるのです。その最大の機会が、戦争です。

日本人なら、皆、戦争反対と、公けの場では言うでしょう。銃も廃止しろと思うでしょう。

でも家族や知人を守るために銃が必要という論理とリスクマネジメントで世界は動いています。

死刑制度の廃止は、というと、別問題だと、戦争反対の人にも迷いが出るようです。

 

みんな、つながっていることです。日本人の一部のように、攻められたら降伏する、武力抵抗せず、人を殺すくらいなら殺される、自決する、そんなことをいう知識人は多分いないし、そういう人の大半もいざ、そうなると変わるでしょう。

 

人が人を、その命を裁くことは、難問です。

悪人というのをどうみるか、さらに難問です。

正当防衛、自衛権は、国のまえに、個人としての考えに根ざすものです。

 

◯歴史は繰り返してきた

子孫は、歴史に学び、野蛮であった祖先とはもう違うと思いたいし、日本人などは、表面的には、世代ごとにちゃらちゃらと変わります。

そこからみると、他の民族は、案外と変わらないで、過去の血を引きづるようです。

ここは、グローバルとローカル、文明と文化など、切り込み方も多様なところでしょう。

私たち日本人は、戦後をずっと平和に生きてきたつもりでした。

しかし、その間、世界中で戦火が止んだことはなかったのです。