◯エゴン・シーレから昭和のアート
エゴン・シーレ展、
「二十代で早世した天才画家」ジェーン・バーキンが主演した映画『エゴン・シーレ』(ビデオ邦題『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々』)は、観ていましたが、さほど感銘を受けなかった記憶しかありません。当時、伝記を元にした映画をあまり好きでなかったせいかもしれません。
エゴン・シーレは、28歳で、スペイン風で亡くなりました。その最大の理解者、クリムトも同様。あれから、100年で、コロナ禍でしたね。
今年2月、辻村寿三郎さんが亡くなりました。エゴンシーレと、私の記憶で結びつくのは、金子國義、澁澤龍彦、ハンス・ベルメール、バタイユ、唐十郎、四谷シモンなど。ビートルズなどと同じく、周回遅れでの影響にすぎませんが、昭和の日本文化のつながりです。
エゴンシーレとは、半世紀ずれている、こういう人たちにどう働きかけていたのかは、わかりませんが、、。
ちなみに、スペイン風邪で亡くなったのは、
アポリネール、マックス・ヴェーバー、クリムト、島村抱月、辰野金吾、村山槐多などです。
◯自然と創造
芸術的な創造は、人間が自らの手で、自然を編集することです。
自然に助けられながら、自然の上に刻み残すことです。そこでは、人体もまた、自然です。
自然によってインスピレーションされたものを、自然の素材を使い、実現していくのです。
ですから、建造物なども、橋もビルディングも家屋もハイウェイや鉄道なども創造物として、一部は芸術作品の域に入るのでしょう。