fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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ナショナリズムと格差 2016/04/20

国と庶民の生活というのは、いつから深く関わるようになってきたのでしょう。
日本では、西南戦争の頃まで、海外でもナポレオン戦争の頃までは、政府は、国民を把握していなかったから、庶民にとって戦争は天災のようなものだったようです。今の日本人以上に、天下のことは我関せず、だったようでした。
しかし、その後、国民国家となると、一人ひとりが残らずナショナリズムの担い手に組み込まれていくのです。自分の国の地位が、自分の生活に直接の影響をもたらしてしまうのです。
今は、一部の大富豪は、国を超えた金融バブルで動いているのですが、その富は、多くの国を動かすことで集中的に吸い上げられているのです。国という単位で、よくも悪くも経済を動かし、そこで問題を起こすことで富が増し、その下で多くの人が貧困に苦しむ構図なわけです。