言うまでもなく、電話恐怖症が増えた背景には,時代の変化があるでしょう。
自宅にかかってくる電話は、セールスや勧誘で、出なくていいと言われていたり、
知らない番号からかかったら出ずに、検索して、必要あれば、かけ直す、
営業や詐欺の電話が多いからです。
今や、電話は、素性が分かっている相手とするもので、
それもよほど親しい相手か緊急以外,使わないようになりました。
若い人には、あたかも外国人に話しかけられるようなものなのでしょう。
そういえば,私たちの若い頃も,外国人からかかってくると、
緊張しました。英語に限られたし、レアケースでしたが。
それに近いのでしょうね。
それ以前の問題もあります。
知らない人と会話したのは、アルバイトが初めて,というようなケース。
これでは,電話のハードルは,相当に高いでしょう。
子供の頃から,見知らぬ人に声をかけられたら、用心,報告,通報という
昨今では、知らない人との会話の機会は,減っている、
いや、人によって、かなりの差が出ているのでしょう。
早いとこ,人に馴染むという,経験値を増やしましょう。
恥も外聞もなく,機会あることに自分から話しかけましょう。
旅もよい機会です。山で声を掛け合うように。
外国で笑顔と声がけがマナーのように。
それは、非常時対策,リスクマネジメントでもあるのです。