愛知万博にもうすぐ行く（５）

幼いあたしは、月の石とか（果して見たのだったが、わからん）、スイス電力館？のライトとか、炎天下のカルピス50円とかしか覚えていないけど。あの塔のなかの過去から、未来まで地下から空中へのぼっていく太陽の塔は、衝撃だった。賃金も物価も土地も右肩上がりの高度成長期。教科書のピカソの絵などと違って、ど真ん中にそそり立っている大仏でも、東京タワーでもない太陽の塔は、その名も含めて、少年のあたしに何かを教えてくれた。っていうまとめでどう？