◯少数意見の尊重
こうした時代、これまでの考え方を捨てたり、アップデートする人もいるし、これまでの生き方、考え方を全うしようとする人もいます。
そのなかで自分に何の得にもならない、むしろ、立場上、不利になる発言をする人もいます。
そういう人は、叩かれて面倒な思いをすることもありますが、それでも自分のポリシーを全うします。
多数意見をいくつもみるより、注目してみるとよいと思います。
そこには、叩かれにくい理由やそういう立場のある人の場合もあります。
そして、自分がどういう立場、感情、理性で、ものごとを判断しているのか、考えてみます。
たとえば、賛同しにくい意見、でも、本音では、そう思う人も多くいるような見解は、
勇気を出して誰かが提示しておかないと、よくないのです。
大多数の意見を正しいと、考えもせず同調圧力に流される人ばかりの国だからです。
それが、もしかしたら、ヘイトなのか、セカンドレイプなのか、そうでないのか。
そうした言論もまた、週刊誌でなく、法で裁くしかないのは、現実です。
リツイートして、違法になるとしたら、そこでようやく、一つの判例が示されるわけです。
もちろん、法が絶対ではないし、法の解釈も法そのものも変わっていくので、絶対に正しいことなどは、ないのです。
判例は、過去に遡れません。未来のために変わっていくのです。
それでも、人にとっての真実や理想は、あると思うのです。
<村西とおる監督
「週刊文春の実話誌からパクリのスキャンダル報道は、今にはじまったことではない。こういう『他人のフンドシで相撲を取る』腐った体質の週刊文春が、何を偉そうに世直し気取りか。やられっぱなしでいるなんて馬鹿げている。やられたらやり返せ、名誉毀損の雨霰(アメアラレ)訴訟で廃刊に追い込むのだ」>
<村西とおる監督が、1988年に「ジャニーズ事務所の所属タレントと一夜を共にした」と語る女優を起用したところ、ジャニーズ事務所が事実を否定し、主演女優と制作者サイドを批判した。村西とおるがジャニーズ事務所のスキャンダルを募集する電話回線を開設、ジャニー喜多川社長と北公次の同棲生活について、情報が入った。ジャニーズ事務所を辞めた北公次氏は、村西とおるの作家の取材を受け、ジャニー喜多川氏の性加害について語った証言は、本とドキュメンタリービデオになったが、マスコミ媒体は、これを無視した。>
<橋下徹
「僕が20年前にテレビに出始めたときの振る舞いも、いま出されたらアウトというのはいっぱいあると思う」
「テレビ局、スポンサー企業、出演者陣でモラルに関する認識を共有しておかないといけないと思う。10年後にだめだって言われても、当時は大丈夫ということでやってたと言わさせてもらわないと」>