◯伊集院静氏逝去
24日、死去。73歳。肝内胆管がん。
伊集院静氏#というと、ジャニーズ事務所の東山紀之氏の会見を評価し、大谷翔平選手を二刀流など怪我してあたりまえのように評価しなかったことでは、違和感を覚えていたところでした。
近藤真彦氏や松井秀樹選手などを賞賛していました。昭和のダンディズム、石原慎太郎氏亡き今、その発言が自立した女性たちに嫌われる思想をもつ数少ない作家であったように思います。
1カ月の闘病のようですから、あの『週刊文春』の連載打ち切りは、病気のせいだったのでしょう。
#伊集院静
<『週刊文春』9月28日発売号でジャニーズ問題に触れて、『あの(ジャニーズの)中に物事の判断がつかない者は一人もいない』と擁護。
その2週間後、2010年からの人生相談の連載は、10月12日発売で最終回を迎えた。
9月15日発売号の『週刊現代』では、ジャニーズ事務所の1回目の記者会見9/7を
「あのジャニーズ事務所にこれほど男気があるというか、気骨のある人間がいたとは想像もしなかった。東山紀之さんのことである」
「世の中には逆境に立たされても信念を崩さない男がいるものだ」と述べた。
世の中におもねらない無頼派として「機関車先生」などの小説やエッセー「大人の流儀」シリーズなどで男の生き方を示してきたベストセラー作家。
CMディレクターから作家に転身。作詞家として「伊達歩」の名で「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦、1981年)。「愚か者」(87年)は、日本レコード大賞に輝いている。>
◯感情の歯止めとしての法
感情を優先する社会について、
世間が許さない、世間の感情が、、、
で、それが正義となり、罰を下す、
感情で動くと、よくないことが多いのです。
行き過ぎてしまうことが多く、
ときに歯止めがきかなくなるからです。
先日のジャニーズ事務所、対応で、「法を超えての救済」と言いました。
時効問わず補償、証拠がなくとも被害者と認めるなど、
真摯に対応したいという姿勢を見せたかったのでしょう。
いわば、感情です。
現実には、どう可能なのか、
経営を担おうとする者なら、簡単には口に出せぬことばでしょう。
それを覚悟と評するなら、確かに、日本人の男らしい感覚です。
こうした被害では、虚偽の申告がないか、疑わざるをえないし、
程度によって、といっても、被害者の記憶以外に確認できようがない、
つまり、被害者の過去の記憶による証言しかない場合が、ほとんどです。
大体は、物証も証人もいない犯罪に対して、そんな対処をすると
後先考えず、よく言えたものだと思っていたのですが。
これから、どうやって対応できるのか。
現に、ジャニーズに在籍した者を対象にすると、もう絞り込んでいます。
在籍していなくとも被害者はいるとは、考えないのです。
続きます。