◯世界は一つ リピートの価値
TV番組「ブルース・リー 友よ 水になれ」
BE WATER
「私が恐れるのは、一万通りの一度ずつ練習した者ではない。たったひとつの蹴りを1万回練習した者だ。」
「同じ空の下に生きる人間は1つの家族なんだ」(ブルース・リー)
(「映像の世紀バタフライエフェクト」NHK総合2/6)
私なぞ子どものとき、ブルー・スリーと呼んでました。
32歳で死去、トップスターであったのは、晩年の3年にも満たない期間でした。
英語で、ザ ワンネスや、ワンは、1つであることを意味します。
ジョン レノンの「イマジン」は The world will live as One、で結ばれています。
「自分が宇宙に無際限に拡がっていくことを意識すると同時に、自己と宇宙生命に久遠のつながりを感知します。」(インド哲学者 佐保田鶴治博士)
てなことで、ファスト映画の続きです。
◯書物との違い
90分以上の映画を10分で見るというのは、一冊の本をダイジェストで読む、書評で読むのと似たように思えますが、映像と書物は根本的に違うのです。
本は、もともと自分のペースで読むものです。速度は、人によって違います。何回も読む場合もあれば、先に飛ばすことも読んだところに戻ることも自由です。
◯プロと素人の違い
レビューや書評は、プロの人間が作っています。それ自体が作品と言えるほど踏み込んで、創造物として認められているわけです。
ファスト映画は、プロでなく、制作者の許可もなく、稚拙に切り張りされたものです。ある意味で盗作ですから著作権に引っかかるのは当然です。文芸作品でも何でも、ただ省略しただけでは、発表できません。
書評などは今や、一般の人がブログなどで公開して広く読まれています。プロの評論や批評などは売れなくなってきているので、その差はなくなってきています。そこに明確な差はなくなっています。
◯3Dの編集、記録
私たちが、文章を学ぶ材料にしていたのは、読み返せるとか記録になるとか、検索機能があるということでした。最近まで動画では叶えられないことだったからです。
ところが、動画についても、その手段が得られつつあります。
文章でしかできなかったことも、映像での編集技術向上と普及により可能になったのす。
映画やドラマなど映像作品とその脚本、原作の小説などが同次元で扱えるようになるのです。となると、利用法だけでなく、作品自体も変わってくるのは、当然のことでしょう。
元より3次元の出来事を文字や写真の二次元に落とし込んで記録保存したのを、直接、3Dで取り込むようになるわけです。
そのときに何が起きるかということでしょう。