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ファスト映画とタイパ視聴

どうでもよい速報ですが、山形市#がラーメン支出金額1位に返り咲きました。 ギョーザの支出金額は宮崎市が連覇です。

 

 

◯ファスト映画

ファスト映画は、違法アップロードが、2021年6月摘発された後、11月に有罪判決が下りました。5億円の損害賠償金が話題となりました。見せしめでもあったのでしょう。

 

最近の視聴は、10秒飛ばす、1.5倍速で視聴する、シーンを飛ばすなどは、あたりまえのようです。映像ならではの内面描写は、飛ばされます。

ナレーションの語りやテロップを見ることで、進行を把握するのでしょう。

これは、アーティストのつくる作品への冒涜になるのでしょうか。

 

今の言葉でいうと、そのままのテンポでみるのは、タイパが悪いのでしょう。

以前に述べましたが、歌のイントロ#が短くなったり、ほとんどなくなったりしたのも、そういうこともあるのでしょう。Aメロに続くBメロという日本的な展開がなく、いきなりサビに入るのも、それが求められてきたからでしょう。

 

しばらく、この問題、扱います。

私自身はもっとも早くからダイジェストして視聴し続けてきているからです。それがよいとか悪いでなく、そうせざるを得ない毎日だっただけです。

 

 

◯プライベートとオフィシャル

かつてのコンサートでは、私は、最初の1、2曲がつまんないと、すぐに帰っていました。全体の構成やエンディングまでで満足させるアーティストが大半であることは知っています。私が立場上、特殊なだけです。生き急いでいたのと、オフィシャルでは、楽しむのでなく評価するために招かれていたからです。オーディションと同じです。

途中で入って途中で出ることは、国民性なのか、許される雰囲気でなく、まるで映画のロードショー#か芝居のように時間前に席について、決まりきった繰り返しのアンコールが終わるまでいなくてはいけないような無言の圧力、自分の席を立ち、空き席を作ることに対して気を遣うことは、私には、労苦でした。

プライベートでは、ライブは、気分ののるときだけ、ふらっと入り、気分ののるところまで聞いて去る、そういう場がなくなるにつれ、遠のいていきましたが、こういう対処も、アーティストの作品を軽んじているように見られるかもしれません。

私にとって、音楽はイベントでなく、ライブ、日常だったからです。

一方で、私は、無駄がないことを、タイパやコスパがよいこととは考えはしません。じっくりと、あるいは繰り返すことに大きな価値をおいています。そのためには、ほかのことの無駄を省くこととなりますが、その省き方が価値あるものまで見逃してしまいかねないので、大いなる無駄と思われることにも挑みます。

人生に何が無駄で、何が価値などは、そう簡単にわかるものでありません。なによりも私が選んだ時点で、私に囚われてしまうからです。

 

 

#ファスト映画 映画の映像を無断で使用し、字幕やナレーションをつけて10分程度にまとめてストーリーを明かす違法動画である。著作権を侵害する違法行為であり、日本では懲役刑および罰金刑を科す判決、並びに著作権者からの損害賠償請求も行われている。

 

#ロードショー 「封切り」とも呼ばれる。 新作映画を初めて映画館で公開することを指す興行においての用語。 もともとは19世紀末から21世紀初めごろ、アメリカで演劇作品がブロードウェイよりも前に、ロード(道路)で予告上演すること、また、地方で上演することを「ロードショー」と呼んでいた。

 

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