fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

04.教育・心理・世代

団塊の世代の前世代

〇戦中派の思い 戦争に行った人たちは、戦後、口をつぐみました。 ギリギリの15歳くらいで戦争に行けなかった人たちは「次には勝つぞ」という思いを秘めました。それ以外の人たちはもうこりごりと思ったわけですね。 〇55年体制での駆け引き 55年体制では、…

団塊の世代論

これまでも、今の日本を後期高齢者になりつつ支配する団塊の世代の功罪について 述べてきました。ここでもう一度、総括しておきます。 〇団塊の世代 誕生と思春期 日本は戦争に負け、軍国主義のヒエラルキーが取り除かれました。その結果、その子供たちにあ…

負の感情と破壊と改革

〇マイナス志向の思考 無意識のうちに、成功しないこと、失敗すること、壊滅的な打撃を受けることを願ったりすることがありませんか。 ましてや、自分の本心が、うまくいくことを望まない場合には、自らチャンスを潰す側に回ってしまったりすることは、あり…

深層心理へのアプローチ

「どのように」ではなく「なぜ」 科学は「どのように」を明らかにしますが、知りたいことは「なぜ」という根本の問いです。そこは、哲学や心理学が扱います。 ユングの100の言語連想実験 ユングは、次のような実験をしました。 1.単語から思いつくことばを言…

違いと差別 論じること

いつも思うのは、自分の考えていることなど、大体、偏っていて、自分の考えなどはないに等しいほど、状況に流されているようなものだな、ということです。自分があたりまえのように思うことは書けないので、あたりまえではないことを書こうとしますが、それ…

自分らしさからの脱却

実存とは、ある状況で行った決断ということになります。 その状況は、与えられてしまうものですから、選択もできずに引き受けざるをえないのです。 実存は、本質に先行するということです。 「自分らしさ」 自分らしさとは何なのかを、自分の方から求める人…

思い込み 常識の特殊性「秘密のケンミンSHOW」

TV番組の「秘密のケンミンSHOW」をみていると、人は、その地でずっと食べてきたものが全国でも同じ名で同じように食べられていると、疑わないことがよくわかります。この情報化社会でも、もっとも身近な食べものにさえ疑いを抱かないわけです。ネットで調べ…

自分らしさと人間関係

複雑なものは、複雑なままにしておくことも、大切です。 人間関係も、その一つだと思います。 すぐに結論を出さず、時間をとります。 自分の考えを、メールにまとめて、入れておきます。 よほどのことがない限り、自分の方から切ることは必要ありません。何…

多様性と孤独 コロナ禍激減

コロナ禍は、東京都で2ヶ月前に5千人以上だったのが、本日19人、全国一斉に同じような傾向です。となると、なんの成果なのか、もはや、人類の細々した対策とあまり関係なくダイナミックに増減しているように思えなくもないです。この検査数値も信じていない…

自分探しの場とスピリチュアル

自分探しなどでスピリチュアルな分野に関心を持つことは悪いことではないのですが、ハマるだけでなく変性意識にまで入ってしまう人もいます。霊媒体質で被暗示性が高い人に多いです。 NLPやシャーマニズム関係など、私のまわりにも、そういう人が多かった時…

関心と存在、棒高跳び、ポール・ジャクレー

ポール・ジャクレーの版画を見てきました。 フランス人の浮世絵師の木版画です。最多のは、100刷、とは、木版を100枚作り、色を重ねていくのです。共同作業とはいえ、そこまでの執着と実行力は、見事な作品となって、時代や国を越えるのですね。近くの堀辰雄…

「ことばへの慣れ」

ことばの力への信頼がなくなると、ことばで傷つかない、抵抗力がついてくるものです。ことばを選ばず、何でも垂れ流しできるようにメディアが伝えていると、そうなるのも当然なのでしょう。 最近の政治家らの安易なことば遣い、たとえば、「責任」などという…

「ことばのテキスト化」

ことばは、メールではテキストとなります。そこでの解釈によって、意味がうまく伝わらなくもなります。 そうしたことからも、引きこもりや草食系が当たり前の社会へとなります。コロナ禍は、それに拍車をかけました。 生身の喉からの振動、波動を伴ったこと…

「ミニマリスト考」

ミニマリストの部屋には、最低限、日常で使うもの以外、何もないそうです。それを聞いて、私は、他人は他人だけれど、とても人工的、近未来的な気がしたのです。 これまでにも人は、そういう方向に住まいを整えてきたからです。大きな城から、合理的でスタイ…

大きなテーマを 2016/06/10

テーマとしては、絞り込んで、現在の教授が判断できるような、つまりは、重箱の隅をほじくったような末端の、手ごろに扱えるものしか論文になりません。そこにおいても、他の分野の方が、よほど独創的、かつ役立つものが出ています。私自身は、問題提起を、…

承認されたい 2016/06/05

承認欲求については、少しでもやったことに「いいね」を集めたがるのは、自信がなく不安であることの表れです。でも、自信がなく不安だからがんばれるのではないかと思うのです。自信を失わず不安を感じなくして生きていると成長できないでしょう。そうでな…

「日本死ね」問題 2016/05/05

待機保育問題なども本当は都市一極集中が最大の要因です。情報化IT化の進展でこれからは今までの仕事がどんどんなくなります。(もはや江戸の長屋のような暮らしに戻れるとも思わないので)日本人死ねとなりかねません。今の日本では人生目標の創出できない…

「武道回帰」 2011/06/17

○中学校で武道必修となる柔道の必修化の急性硬膜下、日本では27年で110人死亡、2010年も4人死亡している。フランスでは国家資格として、医学知識を必修としている。「音楽」が選択でその中で邦楽が必修になったのと同じく「どうして先に指導者を育成しない…

ゆとり教育のゆとり違い

ゆとり教育は、知識偏重の暗記学習を減らし、その分、豊かなコミュニケーションや創造的学習をさせるはずだったのに、学ぶ時間を短くするという、大きな間違えをしてしまいました。ゆとりや学ぶということを、しっかり定義して、理解していないからです。全…

教えない

いい先生は教えない。気持ちを一つにすること。楽しくすると、集中力が高まるのです。教えず、ひたすら待つ。観察する。微妙な葉を見つける。本気でやる。 (プロフェッショナル「英語 竹岡広信(ドラゴン桜のモデル)」)

○原田隆史さんの教育論

原田さんはまず、5人(5つ)の役割分担をあげます。鬼、マザー(失敗をはげます)、もりあげ役、科学者(分析)、内通者の5役をセットする。 1.人のためにがんばれること2.心を強くすること3.トイレ掃除で成功する 人柄、人格、間接的努力をすること…

○この頃の来客

荒木さんに、かつて創られた吃音の教材テープをお持ちいただき、心身の声の話をじっくりといたしました。 今日は、声優ナレーターの録音に詳しい竹下さんに来ていただき、アナウンスブースとしてスタジオが使えるように、セットアップしていただきました。今…

学び方のヒント

「先生のよいところをみること。先生の悪いところをみると、よいところが半減する。すると、素直に吸収できなくなる。それは学ぶものの損になる。」「神様が正しいことは言わないが、遠まわしに言っているので、そのことを聞き取る」・・再生の神様のことば。…

教えること

小さな問題は、そこで解決すること。何もないところをみること。みえないところをみることで、みえてくる。大きな問題にならないうちに摘み取ること。そのための日記の大切さ。反省と計画と実行と持続の大切さ。知っていることといえることの違い。やれるこ…

日本のエリートコースは、奴隷への道(6)

ともかく、日本のエリートは戦後、いやここ30年の間に、日本人をアメリカ人、いや世界の奴隷にした。日本人がつくり、得たお金で、アメリカ人は裕福な生活をエンジョイしている。っていうと、心が狭すぎるかしら。ものをつくるのは大切、お金のつくり方もね…

日本のエリートコースは、奴隷への道(5)

うまい話があたしのところにくるわけないと、なぜわからない。うまい話なら人にはもらさないよ。縁もゆかりもない人になぜ広告費払ってまで、資金集めるの。欲が目をくもらすんじゃよ。でも銀行でも、商品しだいで半分やゼロになるちゅう時代でしょう。なぜ…

日本のエリートコースは、奴隷への道(4)

形、制度、変えてもしゃあない。親が人生楽しむこと。がばいばあちゃんの明るい貧乏やれよ。500億詐欺、なぜいつも幼稚な被害が広がるのか。教育力の衰えでしょうね。沈没船の引き上げサギに至っては、がんぜんよ。金出して沈没せんやいなや、沈黙せんとて遅…

日本のエリートコースは、奴隷への道(3)

のびのびのために、一貫教育もある。のびのびと勉強しない-。公教育が信頼を失い、公私では、私がよいとなったけど。近所コミュニティ、地域意識も大切。公教育は地縁がベースなのに。遠距離通学が子供から奪ったもの。塾、逆境、教育のレベル低下って、あ…

日本のエリートコースは、奴隷への道(2)

でもエリートほどにもならない子供より、だったらエリートを目指すのもいい。本当のエリートっていうのは、自分の道を見つけた人。あたしらの頃にすでに東大生なんて、自分が見つけられないから東大入ったって、コンプレックスがあったから、少しは偉かった…

日本のエリートコースは、奴隷への道(1)

エリートコースというドレイ教育。教師への怠慢、親のエゴ、母親のわが子のペット代で、ゆとり教育がゆるみ教育になっちまう。文武両道、体を鍛えるのがベースの教育であるのに。今だまだ“お受験道”学力。そんなものと生きていくために大切な人間力は違うし…