ポール・ジャクレーの版画を見てきました。
フランス人の浮世絵師の木版画です。最多のは、100刷、とは、木版を100枚作り、色を重ねていくのです。共同作業とはいえ、そこまでの執着と実行力は、見事な作品となって、時代や国を越えるのですね。近くの堀辰雄文学記念館再訪。落ち着くところです。
世界は、関心を払うこと、存在を認めることで成り立ちます。
いてもいなくともよいとしても、
見捨てられているとまでは、
思わないこと、思わせないことが
とても大切です。
たとえば、太古の、あるとき、私たちは、大地に、
棒を使って、高い壁や川を乗り越えたことがあったのでしょう。
そういうことで、棒高跳びが、競われるようになったのでしょう。
毎日、それを練習している無名の選手が、世界中にたくさんいます。
関心をもち、極めようとする人がいるから、オリンピックから、
その競技はなくなりません。
平地に、少しでもバーを高くして、競うのは、
自分の前に、壁をつくり、乗り越えるチャレンジをするのですね。