ここまで、共感社会のテーゼとしましたが、
実のところ、アンチテーゼとして掲げてきました。
共感というのは、楽に楽しく、今を楽しむ。
マインドフルネス、今ここを大切にする、
将来や遠いところのことは,いっとき、忘れないと言うことです。
今,多くの人に知られて受け取られている思想、
日々の実践法ともいえましょう。
これは、自分の身を守るためには必要なことかもしれません。
弱ったとき,死にそうなとき、これが助けになることがあるでしょう。
しかし、このアドバイスが一人歩きをして、
全てに当てはまるとすると、それはむしろ危険なことです。
自分に対してはよくても、社会に発信して、その共感の輪が広がると、どうなるのか、歴史が証明しています。
新宿ついでに、パリを偲んで、SOMPO美術館にフィロスコレクション。
1931年新宿にムーランルージュ新宿座。