続きです。
compassion。
◯セルフコンパッション
同情=シンパシーから、セルフコンパッション#ということばを思い出しました。
これは、仏教由来の言葉で、そこでは、あらゆる人の幸せ、苦しみがなくなることを願います。
それには、まず、自分が安全で健康でなくてはなりません。
他人への同情のまえに、自分への同情を見つめてみる必要があるのでしょう。
自分への同情、この場合は、自己愛というのとも似ていますが、
自分のピンとくることばを見つければよいと思います。
「同情するなら金をくれー」#
同情は、必ずしもよいニュアンスがあるわけではないのです。
#自己同情(Self-compassion、セルフ・コンパッション)
<自らの欠点、失敗、または人生におけるさまざまな苦しみに直面した時に、自分自身への思いやりを実践すること。
クリスティン・ネフによれば、「自分への優しさ」「共通の人間性」「マインドフルネス」という3つの主要な要素で構成されている。
健康、幸福のために、近年学界で強く推奨されている。
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自分への優しさ:苦しみや悲しみ、自らの欠点などに直面したときに、それらを無視したり、自己批判することでさらに自分を傷つけたりするのではなく、自分自身に温かい態度で接すること。
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共通の人間性:苦しみや失敗を「自分だけの経験」として認識し、自分を孤独に追い込むのではなく、人間の共通の経験の一部であると認識すること。
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マインドフルネス 感情が過度に抑制されたり誇張されたりしないためには、否定的な感情に対してバランスの取れたアプローチを取る必要がある。否定的な考えや感情をオープンにして、マインドフルな意識の中で観察する。マインドフルネスとは、個人が自分の考えや感情を抑制したり否定したりすることなく、そのまま観察する、良し悪しの判断をしない受容的な精神状態のことである。逆に、マインドフルネスにおいて、精神的または感情的な現象で嫌悪感情を引き起こさないためにも「過剰に識別」しないことを必要とする。この後者のタイプの反応は、自分の否定的な感情に焦点を絞り、反芻することを含んでいる。
自己同情のある人は、それがない人よりも大きな心理的健康を得ている。たとえば自己同情は、人生の満足、知恵、幸福、楽観主義、好奇心、学習目標、社会的つながり、個人的責任およびレジリエンスとポジティブに相関している。同時に、自己批判、鬱病、不安、反芻、思考抑制、完璧主義および摂食障害の傾向の低下とも関連している。(Wikipedia編纂)>
#「同情するなら金をくれ!」
<平成6年(1994年)、日本テレビ系で放送されたドラマ「家なき子」で有名になった安達祐実のセリフ。>