人間のアナウンサーの仕事は、なくならないというのは、
AIに人間のように話せるアナウンス技術がない場合です。
今、NHKが朝のニュースで、試行しているように、
映像に加えて、新人アナウンサーの7割くらいのレベルのアナウンスができたら、視聴者は、情報を受け取るのに、不自由しません。
さすがにまだアバターは出さないし、ラジオでなく、TVですから、カヴァーできるのでしょうけど。
試行と述べましたが、事実上、すでに代行しているわけです。
それで通じているのです。
歌唱と同じく、技術が完全でなくとも、視聴者が求めるレベルが落ちれば、いや、こうして慣らされていくことで、
許容度が広がり、それだけ置き換えしやすくなります。
それどころか、人間よりもよいという人も、
この日本では現れそうです。
好きな声優に似た声で聞けるなら、、とか。
アナウンサーと違い、噛まないし、喉や体調不良もなく、時間配分には人間以上の能力があるのです。
人間にしかできないアナウンサーの仕事は、何なのでしょう。
AIが学習していくと、感情表現も駆使できるようになるでしょう。対話やリポート、インタビューなどは、求められるレベルによりますが、やがて克服していくでしょう。
現場リポートのように、ロボットのような身体が必要なものは、考え方を変える必要がありますが、現場にスマホかタブレットがあれば、今でも、置き換え可能の話でしょう。
アバターでVチューバで済むのです。
結局、今のアナウンサーの収入格差のように、フリーで高収入を得ている人気者しか残らないでしょう。
最終的に残るのは、キャラと仕切りの能力でしょうか。
タレント性のある人も、個性あるAIロボットが出れば、
代替えされていくかもしれません。
<AIアナウンスの音声は、NHKが開発した技術。
気象情報やニュースなどの原稿を、NHKアナウンサーに読んでもらったデータをディープラーニングで学習。放送音声から学習データを自動抽出して学習することもできる。
AIシステムに原稿と放送時間を入力すれば、ぴったりの長さで原稿を読める。ニュース調・会話調など話し方に変化をつけることも可能。
イントネーションや間合いは、手作業で微調整できる。
まず、アナウンサーの人員は限られている。特に地方局では、数少ないアナウンサーに仕事が集中しているが、AIが代替できる業務はAIに任せることで、人間のアナウンサーの負担軽減・働き方改革につながる。
例えば、早朝ニュース番組を担当するアナウンサーや編集・技術スタッフは、番組の数時間前、未明に出勤。映像に合うコメントを検討しながら、その尺に合わせて映像を編集し直すといった準備を行っている。
一部のニュースにAIアナを使うことで、アナウンサーの負担だけでなく、編集・技術スタッフの仕事を削減できる。彼らの出勤時間を少し遅くしたり、他の仕事に時間を充てたりできるのだ。
一方で、人間にしかできないアナウンスは多い。急に入ってきたニュースや、リアルタイムで状況が変わる災害情報に対応したり、切迫した声で避難を呼び掛けたり、現場からリポートしたり、個人的な感想を述べたり、パネリストと対話しながら番組を進めたり、臨機応変な対応や状況を読む力、その場に行くことなどが求められる場面は、AIには任せられない。
そもそも、テレビに映っている部分は、アナウンサーの業務全体のほんの一部だ。取材に出向いたり、番組の企画や演出、構成を考え、スタッフと議論して作り上げていったり、など、アナウンス以外の仕事も膨大にある。
「AIアナウンスは人間の業務の一部は代替できるが、人間を代替するものではない。人間のアナウンサーの仕事はなくならない」
2022/12/16 IT media news>