◯プリゴジンの1日反乱
日本のメディアは、毎日のように、「ウクライナ反撃」といいつつ、具体的事例なし、まるで大本営発表のようです。
一方で、ワグネルは、4月下旬、バフムトをほぼ占領しました。
プリゴジンは、勝利宣言して、多分、終結するように促したのではないでしょうか。
プーチン大統領は、国軍を撤退させ、弾薬の供給を止めたのです。
これでは、ウクライナを助け、ワグネルの死傷者を増やすだけなので、プリゴジンは、ぶち切れたのでしょう。モスクワへと脅しをかけたら、ワグネルへの弾薬供給が再開されました。
これは、私なりにですが、けっこう素直な読み解きです。
かつて、プリゴジンは、「ロシア政府はウクライナを非ナチ化するはずだったのに、世界がウクライナをよい国として支持する結果を招いている」と言っていました。
ウクライナのネオナチ政権は、アメリカに支持され維持されてきました。
2014年にアメリカがマイダン革命で政権転覆した後のウクライナの政権は、ゼレンスキーに至るまで、ネオナチ系の全体主義です。
でも、アメリカ政府や英米のマスコミは、それを知りながら、ゼレンスキーを支持し続けています。
こういう国際的な見識が、日本ではまったく共有されないのは、困ったものです。
結局のところ、アメリカだけでなくロシアも、この戦争を終わらせたくないということなのでしょう。
アメリカはロシアの弱体化と勢力拡大、利権を狙い、軍産複合体がバイデン大統領を動かしていると述べてきました。
でも、ロシアも長引かすほど、英米の覇権が揺らぐことを知ったのです。