続きです。
大きく、この100年の世界の歴史から、まとめておきます。
◯プーチンと日本
第一次世界大戦で、ドイツはイギリスに挑戦して、破れました。そのリベンジのように、ヒットラーは、次々と領土を取り返していきます。
英仏は、1938年ミュンヘン会談で、ドイツの領土拡大を容認して抑えようとしました。しかし、この平和のための妥協は、独裁者には通じませんでした。
そして、第二次世界大戦となったのです。
当初、中立だったアメリカは、欧州の潰し合いで、第二次世界大戦後、世界の覇権を握ったのです。
そして、冷戦。ソビエト連邦は、結果的に、アメリカに敗れ、領土を失いました。
そこから、ロシアのプーチンが、ウクライナに侵攻したわけです。
このロシアと、第二次世界大戦までの日本、そして、ドイツの動きの類似は、早くから指摘されてきました。
日本が、英米の民主主義に、反発したのも、今の中国やロシアと同じです。
プーチンのロシアは、国家権力と民族宗教が結びついて強固なものになったのです。
日本も軍部と国家神道で一体となったのでした。