◯即時停戦を
日本では、いまだに、第二次世界大戦に懲りて、戦争はよくない、戦争は間違っている、だから戦争してはいけないという、シンプルな考えのままです。それは、正しいし、主張し続けるに値します。
しかし、現実問題として戦争はなくならず、犠牲者がいるのですから、国際人道法などで、ルールをきちんと導入して守ろうというのが、合理的な考え方です。
どちらが正しいかと決められないから、戦争なのです。
なのに、日本では、ロシアは悪、アメリカは正義、そこで思考停止です。
アメリカの味方するところを支持するばかりです。
政治家と外交官、外務省は、アメリカに媚び続けてきたのです。
アメリカは、軍産複合体として、戦争を行わなければ、国力を維持できないわけです。台湾有事を掲げて、日本、韓国、台湾に大量の武器を売りつけて、あからさまでしょう。
◯戦争と日本
これまで私は、日本が戦争したことの愚かさ、また早く降伏すればよかったと言ってきました。ただ今になって思うと、戦争せずに和平、つまり妥協してしまったら、やはり良くなかった。ギリギリの最後まで戦わないで、早々と降伏してしまっていたら、よくなかったのではないかと、そういうことを考えます。
当初、日本人1人でも戦争で死ぬ人が少なければいい、と、命の数で考えていました。
ただ、今の日本を見ると、単に生き延びることだけを重視するのは、違うと思うに至ったのです。
コロナ禍で、日本政府や私たちがとった慎重すぎる政策をみて、なおさら、そう思うに至りました。この行動自粛で救われた命があるのは、確かです。日本人の死者数は、最低レベルです。統計上の命でみると、です。
しかし、そこに表れない数字、心身共に健康でなくなった人、体力や気力を衰えさせて寝たきりになった人などは、かなりの数になっているはずです。
もとい、とはいえ、殺し合いを続けるということは、人間として許せるものではないのです。
なのに、殺すなと言う声が上がらないのです。この日本では。
ウクライナを応援する、そして、今は、イスラエルと、アメリカの言いなりです。