◯ウクライナと日本の報道
日本のメディアは、この前まで、「ウクライナ大反撃、ロシア大打撃」とばかり、流していました。
しかし、掲げられている地図をみると、ロシアがクリミアまでの間をずっと占領したままです。ほんの少し、ウクライナが、ときおり取り返しているくらいです。
いまさらですが、アメリカの戦争研究所とイギリスの国防省の発する情報が、日本ではよく取り上げられます。日本自体での情報入手、情報網があまりに弱いのです。
かつては、世界中、日本の商社が握っていて、今もそれは持続していそうなのですが、政府やマスメディアは、吸い上げていないのでしょうか。いや、もう先を読んで動いていないのではないでしょうか。
日本のメディアは、なぜ、真偽を検証せず、流し続けるのでしょう。
そうした取材能力は、もう残っていないのでしょうか。
ジャーナリストとしての気概がないのでしょうか。
これもいまさらですが、政治家や経営者などへの質問や突っ込みが緩く、その資質の劣化がわかります。
上にいくごとに、権力に忖度できるような人だけが残っていったからでしょうか。
社内の体質が、どんどんと、政界やブラック企業のようになっていった結果ですね。