サッカーW杯カタール大会決勝トーナメント1回戦、日本はこのあと、0時にクロアチアと対戦、史上初のベスト8進出を懸けての戦いですね。
◯データでみる日中関係
これまで、いろいろと判断力について述べてきました。
アンケートを元に、日中関係を考えてみましょう。
台湾海峡で緊張が高まっている原因
中国人の52.5%が「米国」、「米国と日本」の25.8%。「台湾」(11.7%)、「日本」(4.4%)、「わからない」(3.5%)、「中国」(1.5%)。
日本人の63.7%が「中国」。「わからない」(28.8%)、「台湾」(2.5%)、「米国」(2.1%)、「米国と日本」(1.9%)。
ロシアのウクライナ侵攻
中国人の39.5%が「NATOの東方拡大に伴う自衛行為で間違っていない」
「ロシアの行為は間違っているがロシアの事情も配慮すべきだ」は29.0%、
「国際法に反する行動で反対すべきだ」は21.6%。
日本人の73.2%が「国際法に反する行動で反対すべきだ」
「ロシアの行為は間違っているがロシアの事情も配慮すべきだ」は10.4%、
「NATOの東方拡大に伴う自衛行為で間違っていない」は1.1%。
相手国への国民感情
中国人の日本への印象
「良くない」と「どちらかといえば良くない」は合計62.6%。
「良い」と「どちらかといえば良い」は、3.2ポイント上昇で、35.2%。
日本人の中国への印象
「良くない」と「どちらかといえば良くない」は合計87.3%。
「良い」と「どちらかといえば良い」は、2.8ポイント上昇で11.8%。
(調査は22年7~9月に両国で18歳以上の男女を対象) (日経12/1)
◯アンケートそのものへの疑問
いかがでしょうか。よくはなっているものの、よいとはいえませんね。
いつも、こうしたアンケートを見るたびに、質問と答え方にかなりの国民性の違いがあると思うのです。答えるのと現実の行動の一致度などの違いも含めて、言語やその使い方での答えに、国民性の違いが、とても気になるのです。
質問ひとつをとっても、日本語と中国語で同じことを聞いているようで、そうではないはずです。いっそ、英語で両国民に聞く方がよいのでは、と思うこともあります。