ロシア脅威論と核

◯ロシアの北海道侵攻論

ロシアのセルゲイ・ミロノフ公正ロシア党首が「一部の専門家によると」と前置いた上ですが「ロシアは、北海道にすべての権利を有している」と発言#しました。

ウクライナで見られた国際法を反故にしての力によるロシアの領土拡大#は、どうなるのでしょう。

先の大戦後、朝鮮もドイツもベトナムも、国土が分かれました。日本も4カ国分割占領や2分割される危険もあったのですが、そこはアメリカの独占で救われたのでしょう。

それは、強大な軍事力、その中心に核の力があったことを忘れてはなりません。

核兵器の開発競争と削減とで、戦後史を考えてみると、現状とその未来の予測がある程度つくでしょう。削減から増強に転じつつあるのです。

現在、GDPアメリカの7パーセントのロシアが、最多の核弾頭#をもっているのです。

 

◯北海道の分割

チャーチルは、「独ソ戦の時に日本がロシアに攻めていたら勝利した」といっています。

終戦後の8月18日、千島最北端の占守島に上陸したソ連軍は、日本軍に敗れ、北海道は守られたのです。

また、ノモンハン事変は、戦後、日本が無謀で壊滅的打撃を受けたように広まりましたが、ソビエトの崩壊による文章の公開により、ソビエトの方が大損害を受けていたことがわかりました。その結果、ソビエトは、日本を恐れていたようです。

 

◯日本とロシアの歴史

日本への西洋の侵入も最初は、ロシア#といえたのです。ペリーよりも半世紀、早いです。結果的に、時期としては、ペリー来日が、日本にはグットタイミングでした。明治維新前後には、国家形成によいお手本がそろっていたからです。

お陰で、欧米を模範にした日本の富国強兵政策は大成功しました。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの強いところをうまく取り入れることができたからです。

その勢いで日清日露戦争に勝利して、台湾と朝鮮を併合し、大日本帝国が成立したのです

 

 

 

 

#2022/4/1のtweet でのミロノフ議員の発言

同月4日付の『レグナム通信』のインタビュー記事では、

「いかなる国も、希望すれば隣国に対し、領土の要求を突きつけることができ、その為に自らの視点に立った有力な論拠を見付けることができる。今まで日本がクリルに関して、このような希望を表明していたが、ロシアは北海道に対する権利を有しているのである」

ミロノフ議員は、2001年から2011年まで連邦院(上院)議長、2011年から国家院(下院)議員の大物政治家。

 

#核弾頭

2022年1月時点の推計で、全世界に、計1万2705発あるとされます。

ロシアの5977発。米国が5428発で、米露で全世界の9割に上ります。

中国350発、仏290発、英国225発で、これら核保有5大国で、96%を占めています。

他は、パキスタンが165発、インドが160発、イスラエル90発、北朝鮮20発。

(スウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の調査)

 

#19世紀以前のロシア人の来日

アダム・ラクスマン1792年 漂流民大黒屋光太夫の帰国に尽力し根室に来航。翌年、松前で幕府と通商交渉を行い、長崎への入港許可書を入手。著書に『日本航海日記』。

ニコライ・レザノフ 1804年、外交官。幕府がラクスマンに交付した信牌を持って使節団を率いて訪日するが、長崎に半年止めおかれ、交渉は拒絶。著書に『日本滞在日記』。

アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン1804年。海軍提督。レザノフとともに訪日。帰国後、世界周航記を著し、作成した世界地図に「日本海」と記す。

ヴァシーリー・ゴロヴニーン 1811年。ロシア帝国海軍艦長。国後島で幕府に捕縛される(ゴローニン事件)。幽閉中に間宮林蔵と会見。帰国後『日本幽囚記』。(Wikipedia抜粋)