fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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思考の自由とディストピア 

日本サッカー、借敗でしたが、4試合の中で、もっともよい試合、日本の強さがわかる試合でした。

これからの子供たちにも、スポーツや武道に励んでほしいですね。AIやITが発達するほど、それに耐えれる身体づくりが必要でしょう。

 

ディストピア日本

本が禁止される社会を描いたのが、ブラッドベリの「華氏451度」です。沼正三の「家畜人ヤプー」、ディックの「高い城の男」、文明の恐ろしさを描いた「すばらしい新世界」はハクスリーの作品です。いわゆるディストピアです。なかでも、ジョージ・オーウェルの「1984年」は、その最高傑作でしょう。

 

◯改竄の罪

事実の改ざんは、文書の改ざんでできます。証拠となるような文章をなくしてしまうとか変えてしまうとか、不都合な事実を改ざんしてしまいます。新聞までも、元のを廃棄して、その日付で再発行してしまうと、真実も歴史も変わってしまうわけです。

ここでも日本での公文書の取り扱いに苦言を呈してきました。日本人は読み書きに秀でて、多くの文書を残してきたのに、です。

とはいえ、考えるまでもなく、いかに歴史の真実といわれたものでも、こうした改竄の集大成でもあるのです。

 

二重思考

人々を支配するためには、その思考力を奪いばよいわけです。思考力がなければ、考えることができなくなります。内面まで支配されるのです。 

で、思考は、事実に基づいて考えるわけです。

そのために、洗脳は、二重思考という方法を使います。嘘だと思うことでも、まず受け入れさせます。次に、それに反する事実や記憶を消してしまいくのです。

これは、それほど難しいことではなく、多くの実例があります。宗教や商売など、多かれ少なかれ、みられます。

日本人は、先の大戦で、「鬼畜米英」といっていたのを、降伏した次の日から、アメリカに習った民主主義の国にしていこうとして、教科書まで全て書き変えたのです。

生きるために、人はどんなことでも行うし、都合よく自分の思想をも変えてしまうのです。

 

◯抵抗の手段

それに対して、どのように抵抗するのかというと、まず、言葉です。そのときに使う言葉がなければなりません。言葉で思考しないで抵抗はできません。言葉が必要なのです。

差別的な表現を使わないようにしていくことにおいても、言葉自体をなくしてはなりません。その二つは、違うことです。

 

 

#ディストピア(dystopia)

ユートピア(anti-utopia)は、反理想郷、暗黒世界を描いた作品。産業革命後に発達した機械文明の反人間的な側面が強調されて描き出された未来社会像。反自由的な社会であり、隠れた独裁や横暴な官僚システム、性愛制御などが描かれる。共通点は、人間解放を約束したはずの科学が逆に巨大な管理社会を生み出すという悲観的未来像である。

主題は、自由の抑圧であり、目に見えない独裁者の支配、怪物的な官僚システム、性愛のコントロール

平等で秩序正しく、貧困や紛争もない理想的な社会に見えるが、実態は、徹底的な管理、統制が敷かれ、自由も外見のみであったり、人としての尊厳や人間性がどこかで否定されている。(Wikipedia抜粋)

 

 

今の日本こそ、そっくりあてはまっていませんか。