水曜日から始まったドラマ、「家庭教師のトラコ」で、トラコを演じるのは、橋本愛さんです。朝ドラ『あまちゃん』でブレイクがもう9年前、昨年は『青天を衝け』の渋沢千代役で3度目の大河出演でしたね。
その家庭教師トラコが、
幸せを一万円でどう買うのかわからずに
泣いている小学校受験前の女の子に言うせりふ。
<それは自分で考えないと。>
(私には嫌いな言葉が3つある。)
<1つ目が、「分かんない」だ。
そうやって甘えてりゃ人が助けてくれると思いやがって。
わかんないとか言って問題から目を背けてる間に
法律、変えられて、自由にものが言えなくなる国が、どんどん増えてんだよ、今は。
あんたはどうやったら幸せになれるか知りたくて、
いろいろ失敗したけども頑張ってここまで来たんだろ?
だったら泣いてないで、
耳をすませよ!
目を見開けよ!
ヒントがすぐそばにあるかもしれないだろ!
頭を使って考えないと。あなたの名前は知恵なんだから。>
最初、「家政夫のミタゾノ」がダブったが、
こうなると、橋本愛さんがピッタリ!
法律を変えられて自由にものが言えなくなる国、
いつ知れず、何でも閣議決定で伝えられる、
せめて、国際外交の立て直しのため、とか、
きちんと対費用効果とか建前だけでも整えた説明をして行えよ、
と思うのですが、、、。
日本人にゃ馴染まないんだろなあ。
◯論理的思考
これは正しいか、別の考え方はないか、
この主張の理由は何か、
なぜ、このタイミングなのか、
などを煮詰めながら、情報の整理していくことです。
その名の通り、批判的な視点で分析します。
これは、議論を展開するための基本となります。
意見を戦わせ、そこから新しい発想を得るには必須です。
◯日本人と批判
批判的な意見を言うと、それだけで喧嘩をふっかけたり、自分の意見を否定しているかのように日本では受け取られるので、これまで、あまりなじんでこなかったのです。
しかし、議論を深め、新しいアイデアを出すためには、必要不可欠です。
異なる方向性を提示して、その上でどう思うのかと言う問いを投げかけるのです。
日本では、学ぶ知性は、重視されますが、それを理詰めで考えることが少ないのです。
それが発展した欧米に比べると、アジア全般にも通じるかもしれません。
◯科学の正しさ
カール・ポパーは、
「科学の学説の正しさは、それが間違っていることを示す余地が残っていることで守られている。」といいました。
自分がよいと思っても、その判断には絶対的な根拠はなく、とても危ういギリギリの感覚でしかないということです。