◯「家庭教師トラコ」8/10
ドラマ4回目です。
トラコは言う。
「私には嫌いな言葉が4つある。今までは3つだったけど、今、一つ増えた。4つ目は『心配ない』だ。
心配かけないのが正しいとかかっこいいとか思っているのかもしれないけど、その時点で、私ほんとは心配なんですオーラ、ガンガン出しているんだからな、事実、家族はもう、あんたのこと、めちゃくちゃ心配してんだし、つまんない意地を張ってないで、『助けてください』って言えよ。この世界には甘えられる家族なんていない奴が腐るほどいるのに、中途半端に強がってんじゃねえよ!」
ずっと、「嫌いな言葉が、3つある」の決め台詞できたのに。
なんだ、この脚本変更は、、。
「一万円、あげる方が幸せ、あげたら、両方、幸せになれる、、
どんなに生活が苦しくても心まで貧しくなっちゃいけないな、、
心が豊かでないと、本当の自分を見失ってしまうから、、。」
なんだ、このまるい収め方は、、。
◯笑顔のパフォーマンス
極真空手の大会に出る長嶋一茂さんに、武尊さんが、自分が試合中に笑っているのは、パフォーマンスが最高に上がるからだと言ってました。
リングの中で笑うのは、真剣な表情で取り組むものと思っている私たちには、不敵な笑いのように思われます。
しかし、パフォーマンスを上げるために、あえて笑顔を使うのようになりつつあるのです。
甲子園野球でも、以前は、打たれたり、エラーで笑ったら、不真面目とかで殺されかねないとこでしたが、今は、よく見かけるようになりました。まわりのチームメイトも、です。
緊張の場面ほど、にこやかにすることによって、パフォーマンスを下げないようにしているわけです。その後の人生にも役立ちそうですね。
◯負けた甲子園球児の表情
トラコなら、「一人で抱え込まないでチームメイトに甘えろよ」というでしょうか、
半世紀ほど前、星飛雄馬投手は、先輩の投手を気遣い、腕の負傷を隠して続投、甲子園の決勝戦でライバル花形満選手に打たれるのですが、それは墓場まで秘密に、花形にも口止めし、つまり、語らなかった、のです。(漫画「巨人の星」4巻)
そういうメンタリティで、育った世代には、負けても甲子園を楽しめる今の子たちは、良くも悪くも、腑に落ちない別世界でしょうか。負けても笑顔、負けて大泣き、負けて表情に出さず我慢、まあ、時代だけでなく負け方にもよるようですが、、。
チームメイトさえライバルで気が抜けなかったどころか、足の引っ張りの、前の世代や戦争体験世代と、世代で分けるのは単純すぎますが、
いろいろと感じる、この頃です。
トラコの脚本の展開に負けず、
我ながら、ひどい展開っす、昨日のブログの、「語らない」が伏線だったのですが、、
まさに“割れながら”、。