◯スタートライン
「21世紀のBUG男 」大竹伸朗 NHKプレミアム6/10 。
大竹伸朗さんは、私立美大に補欠合格、すぐ休学して18歳で北海道の牧場、そして、イギリスに行く、ロイヤルカレッジオブアートの卒業展でラッセル・ミルズという院生の作品に打たれ、絶望。ここまでは、よくある芸術での自分の可能性を疑い続ける日々、どん底。で、彼に手紙を出す。
このとき、21歳。会って、大いに反省して、日本に戻り、
「銅版画1日6枚、スクラップブックに、そして油絵、ドローイングも描く、そういうのが、ノンストップでできないようでは絶対ムリと思ったんだ。」
から、歩み始めます。スタートラインに立てたのです。
◯没落時の大英帝国と浮かび上がらぬ日本
当時、1970年代のイギリスは、失業者に溢れ、サブカルチャーに彩られていました。もはや沈むだけと、今の日本の状況にも似ていたのですね。
でも、今もアメリカと共に世界のリーダーシップを保持しています。
閣僚や高官が辞任して、ジョンソン首相も辞任に追い込まれました。
日本で安倍政権のとき、どうでしたか。官僚は公文書を、、自殺、、うやむや、、。
昨日、若い人は、若い人へ投票、と述べたら、参政党ですか、ときました。
私に聞くな、です。
新しく出てくるときには、誰もが理想を述べます。政権運営から遠いところほど、理想を言えます。で、政権を担うと何もできない、それに懲りて、何もしない政権が支持を盤石にする、とは、みてきた図です。
私は、参政党を語るだけの材料を持っていません。主義主張を明確にしている点で関心を持つのはよいと思います。入れたい政党がない人は、勉強すればよいと思います。
しかし、その明確さは、諸刃の件、いや、最大の弱点となります。いずれ、分裂するか、野党連合、あるいは、寄せ世帯の自民党とも変わらなくなるかも、です。
候補の自由な意見の尊重と党の主義の明確さは、相入れなくなるものです。賃上げと雇用の安定とが両立しないのと同じです。
グローバルよりはローカルにありたいのは、私も理想です。でも、今の時代、国際的な視野に立たないと先がないのです。
改憲など保守的なところでは、以前、述べたようにアメリカの支配下では、、、。
国民が、保守と革新に二部されているなら別ですが、
アメリカにつながる権力者と富豪、そうでない貧民で二極化されていきつつあるなか、
戦争や飢えで苦しむほどにならない限り、いや、そうなっても革命を日本人は起こさない、
むしろ民衆が同調圧力で取り締まり、第二次大戦下のような状況が繰り返されかねません。
でも、新しい動きは、歓迎です。これからの日本のために行動する人をあたたかく見守りたく思います。
今のところ、私には、民族主義的、安倍晋三さんの思想がダブるのですが、勉強します。
、、、、安倍さんが撃たれたとか?
日本なのに、、という時代なのです。
私が大竹伸朗氏の作品に圧倒されたのは、15年以上も前になりますが、つい、先日のように思うのです。
大竹伸朗さんは、「作品を作るのに、楽しいことなどない」といいます。イチローと同じです。求道者、そういうものだと思います。
私も、自分にとっての真の作品と言えるものに出会うときに楽しいとは思いません。
絶望しては、スタートラインに戻されるのですから、きついものです。